経営者向けコラム

組織づくり/社長コーチング

【更新】2018.09.13 【投稿】2018.09.13

昨今の「パワハラ騒動」に共通すること

高収益経営サポートセンター安室元博

昨今の「パワハラ騒動」に共通すること

 

おはようございます。安室です。

このところスポーツ界での
諸問題が続発しています。

直近では女子体操のパワハラ騒動です。

このパワハラはスポーツ界に
限った話しではなく
職場でも起きる問題ですね。

 

以下は2017年1月の
『週刊社長力アップ』で
パワハラに触れた記事です。

 

ーーーーーーーーーーーー(2017年1月23日号の内容)

 

クライアントの社内の出来事です。

以前から女子社員に対しての
パワハラが問題になっていた
部長がいました。

 

女子社員が数名が我慢も限界で
退職願を提出し、会社は部長のパワハラを問題視して
部長の配置転換を指示したところ、
それを不服として部長は依願退職に。

結局、女子社員が残りパワハラ部長が去ることに
なったのです。

 

パワハラは大問題です!

立場を利用して高圧的に
人を扱うような行為は卑劣です。

しかし、当の本人は虐めてやろうとか
威張ってやろうなどという気持ちは少なく。

どちからというと
「お前のことを思って・・・」とか
「オレは間違ったことはしていない」

と言うのです。

確かにそういう部分はあるでしょう。

 

今回はっきりしたことがあります。
圧倒的に欠落しているものがあるのです。

 

それは・・・

自分の言動により相手や周囲がどのようになるのか
どんな気持ちになり、次にどんな行動をとるのか
このようなことをイメージする「想像力」です。

 

確かに女子社員にも
至らない点があったでしょう。

しかし、上司の役割は部下にダメ出しすることではなく
部下を活躍させて成果をだすこと。

 

部下がダメだから・・・

という言い訳がでるようでは
上司としては半人前!

 

ーーーーーーーーーーーー(ここまで)

女子体操もそうですし、
ボクシング、その前はレスリング。

パワハラをしたとされる
指導者側はみんな次のような
同じ事を言っていましたね。

「お前のことを思って・・・」
「オレは間違ったことはしていない」

怖いですね。共通しているんです。

パワハラは受けた側の感じ方です。

 

「私のために言ってくれているんだ」

と思ったらパワハラなんて言ったりません。

 

パワハラと受け取ってしまうのは

指導者側、上司側のエゴや都合を見透かしてしまう
からに違いありません。

そして、それは信頼関係を崩壊させ
不信感、猜疑心を生むのです。

言い方のテクニックもあるのでしょうけど、
本質はお互いの信頼関係をいかに築けるかです。

 

これは部下側ではなく上司側の問題だと
認識するべきでしょう。

経営者、上司は常に考える
必要がありそうです。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

 

 

Profile 執筆者紹介

高収益経営サポートセンター安室元博

1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。


そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。

現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修

株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役  安室元博

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