経営者向けコラム

資金繰り改善

【更新】2018.05.29 【投稿】2018.05.21

それぞれの「商売」のカタチ

自己破産させない屋たちばなはじめ

それぞれの「商売」のカタチ

 

二泊三日の都内滞在を終え、間もなく新潟への帰路につきますが、
本日2件の面談を致しました。

 

日曜日の面談要請って・・・・ほとんどが個人的な借金や負債の問題。
債務額はぐっと小さくなる。

数百万円とか、数十万円とか・・・・金額が張ってもせいぜい数千万円程度の負債。
でもね、金額の大小こそあれ。法律はおんなじ。
我々がやる事は、基本的には変わらない。

 

法人の場合は、社内で会議とかやって問題を共有化しやすい環境ではあるけれど、
個人の場合は、誰にも相談できず、問題の共有をする相手が探しにくいので、
深刻度合は濃くなるよね。

それだけに、ワタシの面談によって、晴れやかな表情になるのを
見るのは非常にやりがいを感じますよ。

 

 

今日も、お二人のにこやかになっていく表情を垣間見ることが出来た。
社会全体ではなく、ほんの一部の方々にだけだけれども・・・・・
ワタシは感じている。
「社会から必要とされる喜び」を感じている。

裏稼業と言う評価を受けようとも、たちばなはじめは今しばらくこの仕事を続け、
人助けとビジネスの両立と継続を実行する。

さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。

あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。

いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>

 

 

実体のないモノを売る仕事のトラブル

 
実体のないモノを売る仕事にはトラブルが多い。
・証券を売る保険屋さん
・旅行を売る代理店
・責任を売る信用保証協会(笑)
・暖簾(のれん)を売るFC本部
・システムを売るIT
 

かくいうワタシも・・・・ノウハウを売るコンサルタント。
実体のないモノを売っているから、トラブルが多いと思われがち。
でもね・・・・ワタシはトラブルがほとんど無い。
 

なぜか!?って言うと・・・・事前におカネを領収しないから。
前金制度を取っていないからなんですよ。
いや、誤解があるな。面談料は2000円だから取っているけど、
微々たるものだから、という表現が正しいね。
 
 
契約上のトラブルを抱えてご相談においでになる方は多い。

・自分の指示した通りに動かないから成果を産まないのに、
 成果が生まれないと指摘され返金を求められているコンサル。
・FC本部の言うとおりに運営しているのに、
 想定している売り上げに満たないと嘆くFC店。

・旅行代理店のアレンジで社員旅行に実際に出かけてみると、
 予約の不備があってひどい目にあった、どう戦えばいい!?
 とワタシに訊いてくる事業主。
・システムを販売するIT。

 

これらから頂くご相談の多くはは・・・・事前に金銭のやり取りがなされた上で、
その契約の実行が双方のいずれかが不満に思う事によって発生するトラブルなんだよ。
 
 
 
ワタシもかつて、小売業の事業主としてFC契約を結び、
25歳から39歳までメディア関連の商売をした。

何のことは無い。レンタルビデオ屋と書店とCD販売の複合店だよ(笑)

当初の本部が提示した売上想定の半分も行かなかったよ。
当初の本部が提示した経費想定を大きく上回ったよ。

 
それでも開店してから4年間ほどはナカナカ儲かった。
でもその後だよ・・・・・近隣に同じ看板で競合店が出来てから・・・
業況は傾いた。

 

契約書上は「半径500m以内に店舗を作らない」とあったので、
「2キロなら契約違反ではない」が本部の言い分。
相手は大企業。戦えば大きな労力とコストがかかる。

 

そう思いつつ、どうにかどうにか騙し騙しではあるけれど14年間は続けたんだ。
そのFC契約金は・・・・500万円。

それから商業上の取り扱いアイテムごとに・・・・
100万円から300万円程度の契約金が必要だったんだ。
結局、FC本部ってさ・・・・契約金と言う、まとまったカネが欲しいんだよな。
 
 
営業活動を支援するシステムを売るコンサルタントが、ワタシの所に相談に来る。
やはり着手金として数十万円の現金授受を実行した上で、仕事はするんだけど・・・・

旨く成果が上がらずトラブルになり、ワタシの所へ。

結局、コンサルもさ・・・・着手金とか契約金とか、まとまったカネが欲しいんだよな。
 
 

ワタシは、現在「FC投資研究会」という一般社団法人のスタッフとして籍を置いている経緯もあり、FC事業を検討している人や実際に運営している人たちと
WEB上での交流があり、彼らの情報を確認できる立場にある。

 

・本部と上手くやれている人。
・本部と付き合ってはいるが、内心は面白くない人。
・一時、本部とトラブルになりはしたが、協議を重ね、後に元のさやに納まった人。
・廃業した人。
・検討を重ねすぎて・・・実行できない人。

イロイロいる様だ。
どれが良いとか悪いとか言っているワケではない。

 

ワタシはそのFC投資研究会という組織体で、
「万が一の深刻な経営不振事業主の駆け込み寺」的なポジションでスタッフとして
籍を置いているので、特に会から報酬を受けているワケでは無いし、
ワタシ自身が過去に一度FCビジネスで失敗しているので、会員からの問い合わせが無ければ、ワタシがそこでああだこうだと指導する立場にもない。
 
 
 
ワタシの所にトラブル対応のアドバイスを受けてご相談においでになる人の
ほとんどは・・・・ビジネスとして前金制でご商売をやっている、
って言う事なんだよな。
ワタシは、「完全」とはいかないが、後金制で仕事をしている。

 
面談料の2000円は、ご相談者の為に、パブリックスペースである会議室を
予約するコストが一件当たり1500円程度であった事で、釣銭を用意するのが
めんどくさかったので2000円に設定した経緯があり、
事務所が少しだけ広くなり、会議室の予約が必要なくなった今も、
名残りとして残っている事で面談料が2000円なんだ。

あと、完全無料にすると・・・・・冷やかしも多くってね(笑)
 
 

前金制にすれば、後々にトラブルを抱えやすくなる。
後金制にすれば、回収不能になるリスクを抱えやすくなる。
どちらのリスクがより低いか? と言う選択肢になるんだよね。
 
 
ワタシは超々マイノリティな仕事だから競合も無いし、あっても少ないか弱いので、
ノウハウを売る仕事である以上、特に原価が発生するワケでもない。

 

また、ワタシの仕事は法律通りに事を進めるので、トラブルがほぼ無い。
全部法律が助けてくれるんだ。これホントだよ。

あるとすれば、「借金の返済停止しても、資金難が止まらないから支払いできない。」
という依頼人からの嘆き。

また、ある時突然に黙って通信不能になる人もいる。
こういう人は追いかけない。数回連絡する程度。

 

こういう人は、ワタシ以外のどこでもそういう事をやるのだろうから、
絶対に商売では大成しない。黙って我々は手を引くのみ。

こちらがしつこく回収を迫れば、法的過失を問われかねないからね(笑)

 

 

 

債権回収のコワさ

 
もう16年も前になる。
当時経営していた会社での重要取引先が民事再生法の適用申請をした事で、
当社の振り出した手形が焦げ付いた経験を思い出した。
焦げ付いた額は約6400万円。

 

当時の月商が約1億円程度だった当社にはかなりのダメージだったよ。
当時は親父が社長でワタシが常務だった。
数日間は上の空だったオヤジ。

 

ワタシは銀行各社に事情説明に奔走する事になった訳なんだけどさ・・・・。

 
だから、ワタシはだれよりも「債権回収のコワさ」をよく知っているんだよ。
だから、ワタシは「債権回収会社(サービサー)」なんて愚かしい仕事だと思うし、
居丈高に債務者に接する人間どもを糾弾する事を仕事にしているんだ。

ヤツらへの「当りの強さ」は・・・・おそらく日本一じゃないかな??(笑)
 
 
事前に回収したことにより発生するトラブル
事後に回収する予定が実行されないトラブル
事前回収でも事後回収でも・・・・トラブルは付きまとう。

 

16年前に、取引先の民事再生法申請によって、6400万円の手形が焦げ付いた経験を思い出した。
ひもじかったぜぇ~(笑)
蜘蛛の子を散らすように、周りから人がいなくなったよ(笑)

手形取引なんて・・・・究極の後払い。
現代社会じゃ、ちょいと時代遅れだわな(笑)
 
 
有事に陥った時の、「友情」とか「連携」とか「絆」とか・・・・
何とも脆いものですよ(笑)
あんまり認めたくないだろうけど、これは事実だわ。

カネに困った時の、「親友」とか「親戚」とか・・・・あてにならん。
自分が相談される側だったとしたら・・・・イヤだろう??

 
「働き方改革」って意識改革でもあるんだよな・・・・だからこれって、
事業主にこそ必要なことなんだよな。
ワタシはこれをやりたくないから、当分一人で商売やっていくわ(笑)

 
ワタシのオヤジはいつも言っていた。
・損して得取れ
・慌てる乞食は貰いが少ない
・弱きを助け 強きを挫け

 
ワタシは親父の教えをを守って、「後金制」を7年間続けているよ。
さすがに手形は受けないけどね(笑)
目先のカネを意識するなら、今まで書いて来た文章をひとまとめにして、
書籍でも出せば・・・・いくらかのカネになるとは思う。

 

でもさ・・・・今は「活字離れ」の世の中だからね。
かつて書店経営の経験もあるたちばなはじめ(笑)

そんなにバカバカ売れないのは知っている。
本を売って金にするのではなく、WEBでの発信によって、
お問い合わせを多く頂き、救済の段取りを提示しして安心して頂いた上で
お金を頂く手法を取っております(笑)

損して得を取っていますし、慌てないので貰いは少なくはないです。
また弱い人間(事業主)を守るために強い人間(主に銀行)に
泣いて頂く施しをします(笑)
 

 
亡父のワタシへの教えが、少しでも皆さんのお仕事のお役に立てば幸いです。

いきなり今夜の予定は・・・・赤坂で飲み会だけど(;’∀’)
 

ホントは帰らずに仕事したいんだけど・・・・オフクロが
「母の日だから帰って来い」ってうるさくってさ( ̄▽ ̄;)

たちばなはじめ46歳・・・・今でも不機嫌なオフクロの顔を見るのがコワいです(-_-;)

 

 

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自己破産しちゃいけない!

債務整理しちゃいけない!

自殺はもっとしちゃいけない!!

 

 

 

 

Profile 執筆者紹介

自己破産させない屋たちばなはじめ

■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。

信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。

そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。

自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。



講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。

講座ページ:http://shikin-kaizen.net

株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)

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