経営者向けコラム
組織づくり/社長コーチング2018.10.23
長く会社にいる理由で、上位のマネジャーにしてはいけない?
高収益経営サポートセンター安室元博
おはようございます。
上野の森美術館で開催中の
フェルメール展に行ってきました。
ちょうど10年前にも
フェルメール展があり
そこからフェルメールの絵の
ファンになりました。
10年ぶりのフェルメール
思った以上に感動しました!
ところで、中小企業では上位のマネジメントを
任せる人材がいない、という声をよく聞きます。
長く勤めてくれたから幹部にしてあげたという
ケースも少なくありません。
それで上手くマネジメントが機能すればよいのですが、
実際には難しく社長の悩みやストレスの原因に
なっているようです。
では、本来のマネジャーに必要とされる能力は
どのようなものなのでしょうか。
ハーバード大学のロバートカッツ教授は
マネジャーの能力をの次の3つに整理しています。
・テクニカルスキル
・ヒューマンスキル
・コンセプチュアルスキル
下位のマネジャー層では”テクニカルスキル”と
“ヒューマンスキル”が求められ
上位になるにつれて”コンセプチュアルスキル”の
ウエイトが高まるそうです。
ちょっと耳慣れない言葉なので具体的な内容をいうと
◎テクニカルスキルとは
業務や業界の基礎知識や業務遂行能力
◎ヒューマンスキルスキルは
対人関係能力、コミュニケーション能力
ここまでは
イメージできると思います。
では、
◎コンセプチュアルスキルとはどのようなものでしょうか。
概念化能力・・・もう少し具体的にいうと
・視野の広さ
・全体観
・本質の見極め
・目的を理解した言動
このような能力です。
「視野が狭く、自己中心で
目の前のことに右往左往している」
こんな人を長く会社にいるからとか
辞められたら困るからといった理由で
上位のマネジャーにさせては絶対にいけません。
会社が潰れてしまいます。
次世代の経営幹部を見出そう、育てようとするなら
上記の能力を習得させることが早道です。
まずは、マネジャーとしての能力の有無を
見極めるポイントにしてください。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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高収益経営サポートセンター安室元博
1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。
そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。
現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修
株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役 安室元博