経営者向けコラム

資金繰り改善

【更新】2018.10.31 【投稿】2018.10.31

「 契約違反 は 法律違反 ではない」/ 試合で負けて勝負に勝つ

自己破産させない屋たちばなはじめ

「 契約違反 は 法律違反 ではない」/ 試合で負けて勝負に勝つ

 

こんにちは。たちばなです。
本日は金曜日。名古屋駅前のビジネスホテルからのブログ発信です。

昨日は、第32回目の名古屋定例セミナーでした。
聴講者は21名。

本当に・・・本当に・・・毎度毎度多くの方にお集まりいただき嬉しいです。
情報拡散が出来る事がワタシにとっての何よりの喜び。
ここに、契約が成立するかしないかなんて、正直な話、どうでもいいんです。

名古屋セミナーって・・・不思議なんだよ。
毎月毎月たくさんの人が集まってくれるのに、
みんな押しなべてリアクションが悪い(笑)

でも懇親会になると、めっちゃ明るくなってニコニコ楽しくお話ししてくれるんだ。

 

大阪なんかむしろ逆。
セミナー中は、笑う所はシッカリ笑ってくれるんだけど、
懇親会では・・・どちらかと言うとおとなしい(笑)

 

地域性って・・・・色濃く出るよね。
それもこれもみんな・・・・ワタシの糧になる。
ホントに良い仕事だな、って思います(^-^)

資金繰りがキツイとかキツくないとか・・・・
事業が上手く行っているとか行っていないとか・・・・
借金に困っているとか困っていないとか・・・・そう言うのは関係ありません。

 

ワタシは、全てのビジネスマンに必要な知識であると認識し、
全てのビジネスマンに必要な情報であると思い、話し続けます。

現役の銀行員が聴きに来ても良いし、
弁護士さんや司法書士さんが聴きに来ても良いですよ。
法律家の目前で・・・・たちばなはじめは明確に、「法的整理」を否定します。

ワタシほど法律守って仕事している人間はいないですし、
ワタシほど 「道義的見地」 に立って仕事をしている人間もいないでしょう。
全ては 「凝り固まった社会認識」 が誤った解釈をさせている、と考え、
その裏付けをお話ししています。

 

皆さんの、誤った固定観念を崩壊させることをお約束します。
「オレは、そんな情報は要らない」と言う人にこそ必要な情報である、
と思っていますよ。

 

嫌々でも結構。
シブシブでも結構。
一度お出かけ頂ければお解り頂けますよ。

 

 

お忙しいでしょうが、一度足をお運びくださいませ<(_ _)>

さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。

あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。

いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>

 

 

「 契約違反 は 法律違反 ではない」

 

貸金業者から「おカネを借りる」という事には、必ず「契約」を伴います。
契約とは法律行為ではありますが「契約違反」は「法律違反」ではありません。

 
すごーく簡単に言いますと・・・・・「契約通りに事が進まなくても、
悪意が無い限りは、それについての罰則が無い」という事です。
融資を受けて返済義務が履行できなかったとしても、それについての
罰則が無いのだから「融資が投資である」という事を説いているのです。

 
だからたちばなはじめは「契約なんか守らなくていい」
と言っているのではなく・・・

 
「有事なんだから優先順位を考えなさいね。
何も自分を傷つけたり死んだりする必要は無いのですよ。
罰せられることはありませんから。」
 
と言っているのです。
 

無論、最初から債権者を出し抜く為にウソの事業計画を作ったり
御託を並べてカネを引っ張り出せば、それは詐欺行為に当たります。そ
ういう人はブタ箱に行けばよいのです。

 
少し前に、60代の女性が代表を務める旅行会社が
これで逮捕されたことが大きく報道されましたね。
こんなのは当たり前の事。
 

これまで、ワタシの所へご相談においでになる方に、現時点で
そういう方はいらっしゃいませんし、もしそういう状況である事を
ワタシが事前に察知したら
「弁護士さんの所に行ってください。相談先はワタシではありません。」
と言います。

 
また、融資を受ける際に交わす契約書は「金銭消費貸借契約書」でありますが・・・
 
そこには、債務者(借りた側)側が、債権者(貸した側)側に対して返済行為が
実行できなかった場合のペナルティ事項が記載されていますが、ワタシは全ての
依頼人に対し「その全てを受け入れる様に」と指示・指導しています。

ですから、ワタシ指導に「契約違反」に該当する行為は一切ありませんし、
だからこそ7年半もこの仕事を続けていますが、
一度もコンサルタントとして訴えられた事はありません。

 
だって・・・・クライアントには
「契約通りに返済停止して、契約通りに債権者の民事裁判を受け入れなさい。」
って指導しているんですから。
ワタシが依頼人から訴えられる要素がハナから無いのですよ。
 
 
白鵬と相撲をやっても勝てるはずも無いが、そもそも土俵に上がる義務が無い以上、
土俵に上がらなければ、勝たないけど負けない。
やがて、時の経過が問題を解決させる、という事ですよ。

マイクタイソンとボクシングやっても勝てるはずも無いが、
そもそもリングに上がる義務が無い以上、リングに上がらなければ、
勝たないけど負けない。
やがて、時の経過が問題を解決させる、という事ですよ。

 
民事裁判で訴えられても狼狽える必要はありません。
債権債務(借金)に関する裁判は、あくまでも民事裁判であり、
刑事裁判とは大きく違います。
 
民事裁判と刑事裁判をひとくくりにして、「裁判」とカテゴライズしてしまうから、
「オレ・・なんかやばいんじゃねーか?」
などと不安に苛まれてしまうのです。

 
民事裁判で出た判決には法的な義務はありますが、それに対応しない
(出来ない)事の罰則規定がありません。
罰則規定が無い以上、対応しない(出来ない)事に対して
身柄が拘束されることもありません。
 

ですから、民事裁判で債権者に訴えられると、債務者はほぼ100%裁判に
負けますが・・・・裁判に負けたからと言ってどうなるモノでもありません。
 

「債務者に1000万円の返済を命ずる」と判決が出ても、それを弁済しない
(出来ない)事自体は、何ら罪に問われる事でもありません。
 
1000万円を持っていない人間は、当然1000万円を支払えませんし、
1000万円分の資産が無ければ、当然1000万円を支払えません。

それを支払え得ないからと言って、身柄を拘束されるものでもなく、
ましてや犯罪になどなろうはずもありません。
 

だから、有事に於いて、そういう状況になった時に、
「返済しない(出来ない)事に、法的な規制が無い以上、
優先順位を考えて債権者よりも近親者を優先的に守る策を
取りませんか?」と言っているのです。
 
それを、ものすご~く端的に、且つものすご~く簡素に言うと・・・・・
「ほっとけ」となるんですね(笑)
  

 
不動産は資金があれば維持できるものでありますから、不動産を維持したければ
必ず資金が必要ですので、有事に於いて不動産を維持しようと思ったら、
借金なんか返している場合じゃないんです。
 
不動産以外の所有物は全て「動産」でありますから、いくらでも動かせますし、
それによって債権者の手の届かない所に置くことが出来ます。

 
不動産の維持の為の資金を確保するために、あらゆる動産を動かして、
債権者の手の届かない所に置く事で資金の維持を図り、その維持した
資金によって不動産(動かせないモノ)の維持を図る、
という戦略は有事に於いて必ず必要です。

 
ちなみにワタシの自宅は妻名義・生命保険は妻と無借金の法人の名義・クルマは
リース会社の名義。銀行に預貯金は無い。
 
こういう施しをした事で、裁判に負けても良い環境を作ってしまった事で、
「相撲に負けて勝負に勝つ」と言う環境を作りました。
そんなに難しいものではありません。

 
「裁判に訴えられちゃった!どうしよう・・・」ではなく、
訴えられてもダメージが無い、か、少ない環境を作れば良いですし、
それによって「時の経過による問題解決」が達成されるのであります。
 
家族を養うカネはあるし、酒を飲むカネはあるが、
「返すカネ」はワタシにはありません。

 
「カネが無い事の証明」はワタシには出来ません。
「債務者にカネがある事の証明」を債権者自らが証明しなければならないのです。
それが民事裁判でしょう?
 
 
この文章を読み、「私はそういう環境になどならない!」という意気込みは
あってもいいです。
でも、そういう環境になってしまった方は、皆さん押しなべて
「こんなはずじゃなかった・・・」という境地であり、その時は・・・
「突然」にやって来ます。
 
「まさか!」の事態が発生した時の世間の風は冷たいですよ。
そして、その冷たい風は、当事者よりもその周辺の家族に強く吹きすさぶのです。

 
資金的困難に陥った時に、親友とか親戚とか・・・・アテにしてはなりません。
「不幸の金額」が増えるだけ。
ついでに申し上げますが、ワタシの時は・・・・
士業も全くもってあてになりませんでしたし、
それどころかワタシの足を引っ張る「センセイ」もいましたよ(笑)

 
現状から目を反らしたり、悲観するのではなく、
「今ある状況で自分に何が出来るのか?」
を考える為に存在しているのが、たちばなはじめである、とご認識ください。
 

 

 

 

保証協会付き融資と無担保融資を対策中のV君。30代男性。

 

そんなワタシの思考や手段を理解した、東京のとある元事業主。V君。30代男性。
契約して4か月目の彼からこんなLINE。

 
V君:「こんにちは。〇〇と△△が訴訟起こして簡易裁判所から郵便が来ましたが、
予定通り放置して良いのですよね?」

はじめ:「郵便物を開封して、冒頭の一枚目が “催告状” だと思います。
ほっといて下さい」

V君:「(写真)」

はじめ:「正解(笑)」

V君:「ですね(笑)了解しました(^-^)」

 
V君は、既に事業を畳んでしまっており、残った事業の上の負債は
全て保証協会付き融資と無担保融資。
 
この負債に対して個人保証している現在のV君はお勤めをされ、いくばくかの収入は
あるけれど、子供も小さく養育費に廻してしまえば、返済原資に回す余裕はない。

 
また、現在の就労環境を債権者に報告する義務もない以上、債権者は給料を
差し押さえる事も出来ない。

V君の所有している不動産は無く、保証協会付き融資は、信用保証協会を
通じて銀行に弁済されているし、銀行になんら文句を言われる筋も無い。
 
無担保で融資した貸金業者には・・・・法律に則って「貸し手側の責任を問う」
と言うスタンスで対応すればよい。

信用保証協会にはV君やかつての法人を通じて信用保証料を支払っているので、
契約上全く違反行為など無い。

 
信用保証協会はV君に対し、弁済の請求をするのだけれど、
それについてV君が従わない事の罰則が無い。
 
やがて・・・・・商法第522条により、時効が完成するか、他の手を使い、
「借金の風化」を促す事で結果的に借金問題は解決します。

 
ここに・・・・・破産含めた債務整理って・・・・必要なんだろうか???
いや、破産したい人間はすりゃいいんだ。
手っ取り早し、当事者にとっては問題解決の近道だしね。

 
でもさ・・・・破産するカネがあるんだったら、いくらか弁済するとか
他の事に使え!ってワタシは言いたいね。
破産した時の、あんたの家族や従業員や取引先の心境を慮って貰いたいね。

 
 
「道義的見地から借りたカネは返すべきだ!」と言いつつ、
ワタシを批判する人間は多いけど、
「道義的見地から借りたカネは返すべきでない!」とワタシは主張し、
銀行や貸金業者よりも、家族や従業員や顧客や取引先を
優先する資金繰りを提唱します。

 
世間の多勢に流されず・・・・・【血の通ったカネの使い方】
を日本の事業主にして頂きたい、と言う思いで仕事を続けて7年半経過しました。

 
なかなか・・・・っていうかあんまり世間には浸透しないけどね(笑)
最近思うのですよ・・・・「一人で仕事するにはこのくらいがちょうどいいな」
って。
 

 

———————————————————

自己破産しちゃいけない!

債務整理しちゃいけない!

自殺はもっとしちゃいけない!!

 

 

 

Profile 執筆者紹介

自己破産させない屋たちばなはじめ

■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。

信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。

そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。

自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。



講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。

講座ページ:http://shikin-kaizen.net

株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)

タグ