オンライン営業のコツ
【更新】2022.01.10 【投稿】2020.05.05
メール営業で集客する場合の最適なターゲット特性について
今回は前回の、
クロージング(行動喚起)のためのメールとFAX、郵送DMの使い分けについて
の続きです。
各集客ツールを使うとき、成果に繋がりやすい最適なターゲットや
誘導しやすいユーザーのアクションについて考えてみました。
これが分かる事により、集客メディアごとの使用効率や費用対効果を比較する際
の参考になります。
検討項目は以下になります。
・ターゲット業種の範囲
・ターゲット地域の範囲
・ターゲットの個人属性
・ターゲットへ求めるアクションの種類
配信リスト数の前提として、ホームページ上に掲載されている情報では
メールアドレスがFAX番号・住所と比較すると圧倒的に少ないため
リスト件数の多い・少ないを見越して最適な配信方法を選ぶ必要もあります。
※今回の説明にあたっては、リスト数合計と反響率を以下のように設定して
配信効率を考えていくこととします。
・メールリスト数 50万件(反響率:およそ0.0001% 1万通に1件)
・FAX番号/住所リスト数 500万件(反響率:およそ0.0005% 2千通に1件)
それでは各項目についてツールごとに考えていきます。
メール営業について
*業種の範囲
先ほどメールリスト数は50万件とお伝えしましたが、業種数(大分類)は
約50業種ありますので1業種あたり1万リスト(全国分)ほどです。
この場合、業種ターゲットを1業種に特定しますと1万通しか配信が出来ないため
(しかも全国分で)、反響を1件しか獲得できなくなってしまいます。
そのためメール配信で攻める業種は1業種に特定せず、全業種かまたは
複数の業種を組み合わせてターゲットにする案件の方が相性が良いです。
また業界特性として、未だメールでのやり取りが一般化していない
(一人一台のパソコンが必要ない)飲食業をはじめとした店舗業、病院、
または地方の工場など製造業は、メールで攻めにくい場合もあります。
*地域の範囲
各都道府県では当然会社数が異なるため、こちらも業種の範囲と同じく
より広い範囲での配信の方が有効です。
主要都市ではメールリスト数は1万通以上ありますが、地方では3千通ほどの
県もあります。
活動範囲を店舗の周辺にしている飲食店や、所在地の近隣地域を対象としている
コンサル・士業などの場合、メール配信数がそもそも少なすぎるというケースが
あります。
*ターゲットの個人属性
今の時代、業界傾向はありますがメールは誰でも使えますので
特に気にする必要はないでしょう。
メール配信で気にすべき属性は業種と地域が中心となります。
*ターゲットへ求めるアクションの種類
メールの場合、FAXや郵送DMと比較すると簡単に返信出来てしまう
という特徴があります。(パソコンで文字を打つだけなので)
そのため資料請求(ダウンロード)やメルマガ登録など、
入力フォームの項目が少なくても(ターゲットの負担が少ない)起こせる
アクションの場合は、より成果が出しやすいです。
※入力項目が多い・少ないは、ターゲットからアクションの反響率
を変化させる要素の一つです
*その他
アクションの反響率は配信メールの原稿、引いては案件自体の内容にも
大きく影響します。
その中でもメール営業の場合、FAX・郵送DMとの大きな違いは
ランディングページ(広告ページ、飛び先ページ)の質に影響を受ける、という事です。
メール配信では案件の主旨・内容、メール原稿・ランディングページ
の質(内容・構成・デザイン)の掛け算で反響率が変わってきます。
少し長くなってしまいましたので、FAX配信と郵送DM(ダイレクトメール)に
ついては、次の記事でまとめてお伝え致します。
(次の記事) FAX、郵送DMで集客する場合の最適なターゲット特性について