オンライン営業のコツ
【更新】2022.09.07 【投稿】2022.08.13
ユーザーのLP上での行動を攻略する
ユーザーのLP上での行動心理を「AIDSA」と想定・攻略する
「ランディングページの情報の中身(以下、LPコンテンツ)を
どう作ればよいか分からない」というのは、共通したよくある課題です。
商品・サービス、またはユーザーのネット熟練度によってネット上での
行動パターンは多少違いがあるかもしれません。
しかし「どんな情報を与えれば購入(などのアクション)を起こすのか?」
の行動パターンは共通です。
このユーザーの行動パターンをあらかじめ想定し、アクションに必要と
される情報を与えてあげれば、行動につながる可能性が高まります。
(ご自身のネットでの購入時の思考・行動パターンも考えてみてください)
そこで先ずはランディングページを見た人のよくある行動パターンとして
AISAS と AIDMA を合わせた 「AIDSA」 を想定してみました。
先ほどお伝えしたように商品・サービスの種類や業種・業態により、
ユーザーの行動パターンは異なるので自社の場合のパターンを想定してみてください
Attention(認知・注意)→ この商品・サービスは自分(の会社)に関係あるか?
Interest(興味・関心)→ なるほど興味深い、自分(の会社)に使えるかな
Desire(欲求)→ 自分(の会社)に使えそうだな(使ったら改善できそう)
Search(検索)→ 他に似たような商品/サービスは?(他社比較) この会社はどんな会社?
Action(行動)→ 分かった、じゃあ購入してみるか
この行動パターンを元にLPコンテンツを作成してみました。
LPの役割は、閲覧者に(時間をおかずに)行動するよう誘導するものなので、
AIDMAにある「Memory」(購入に至るまでの明確な動機づけ)と、BtoBではあまり
見受けられないAISASのSであるShere(内容の共有)は除外しました。
ではAIDSAに合わせてLPコンテンツは何を作るべきかを
LPサンプルを見て考えてみましょう。
(添付のLPはパワーポイントで作成したものです)
1. ランディングページTOP部分
Attention(認知・注意)/ Interest(興味・関心)
この2つの段階を問題解決するのがTOPキャッチコピーとサブコピーです。
サンプル図でメールアドレス獲得のための資料ダウンロード用LPを
コンテンツ分解して説明していきます。
1. メインキャッチフレーズ
この部分が一番最初に目につく箇所(ファーストビュー)ですので、ここで相手を
興味を持ってもらえなければ離脱するので、何としても相手に分かりやすく
機能とメリットが伝わる内容にする必要があります。
2. メインキャッチフレーズの補足部分
a) 相手へのメリット
メインキャッチフレーズは商品サービス内容である場合
(ここでは「テレビ取材獲得サポート」)、その商品サービスがユーザーに
とってどのようなメリットがあるのかを付属することが必要です。
(例えば「テレビ取材獲得サポート」なら、ブランディングや問合せの増加など)
また近視眼的マーケティングを避ける意味でもあります。
b) メイン画像
キャッチフレーズを捕捉する部分としてデザインやメイン画像があります。
極端な話、キャッチフレーズがなくても相手に商品サービスが伝わる
デザインや写真などを設置するのが理想です。
c) 会社の権威、または安心
いくら商品・サービスが良くても会社と相性が合わなければ、その会社
から購入するユーザーはいません。
そこで商品・サービスの素晴らしさと並列させて「会社の権威」となりうる
過去実績などを掲載するのはとても有効です。
2. ボディ部分の目的
Desire(欲求)→ 自分(の会社)に必要な商品サービスだ
ここは、商品サービスが自社の抱えている問題を解決してくれるのか?
また実際にユーザー側で使えるか?(使えたら使用したい)と
思ってもらう箇所です。
それでは役割ごとに有効なコンテンツを見ていきます。
1. 課題への啓蒙・啓発
「楽観視」する事は、ユーザーの傾向としてとして大いにあり得る事です。
「うちの会社は大丈夫だ」「うちの会社には重症な問題はない」と誰もが
思いたいものです。
そこをスパッと切れ味よく、課題を指摘して相手をこちらに振り向かせる
ことができるコンテンツが必要です。
(有効なコンテンツ)
・こんなお悩みありませんか
・業界動向と課題について
2. 解決方法(ソリューション)の提示
実際に商品・サービスが自社で使えるのかを説明しています。
自社で抱える問題を解決してくれるのか?または解決する方法を
明確に示してやることが必要です。
自社で使えると判明した時点で「欲しい!」となります。
(有効なコンテンツ)
・お客様からのよくある質問
・お客様のよくある勘違い
・お客様事例
・商品/サービスの内容について
3. クロージング部分の目的
Search(検索)→ 類似の商品・サービスは?どんな会社?
ユーザーが欲しいと思った段階の次は、料金や他の会社の商品・サービスを
知りたくなります。そこで比較・検討しようと、WEBで他の商品・サービス
を調べたりします。
1. 他社のものとの比較
実際に欲しいと思った商品/サービスについてユーザーは「もっと
良い商品があるのではないか?」と思い、他社のものをネットで
調べたり人に聞いたりします。
そのためその手間を省いてやるためのコンテンツが有効です。
(有効なコンテンツ)
・他社比較表
情報収集が得意な方は、自分でネットなどで調べたりする為
2. 会社の信頼性を獲得する
この段階では、商品/サービスだけでなく会社自体も社名などで
ネット検索で調べられたりします。その会社が信用できるのか
どうかを見極めるためです。
(有効なコンテンツ)
・会社紹介 会社自体が信頼できるか
・会社実績 お付き合いしている会社が信頼できる会社か 等
Action(行動)→ では連絡してみるか
そして上記の項目がクリアされて初めてユーザーはランディングページ上で
何らかのアクションを起こします。
ここで注意するべきは「申込みフォーム」の配置ページです。
よく言われることですがユーザーはページを遷移させるごとに
5割の人がページから離脱してしまうので、「申し込みフォーム」
はランディングページの最下部に設置させる、
ということです。(別ページには極力遷移させないこと)
今回はユーザーのネット上でのBtoBの場合の行動パターン「AIDSA」の
流れを想定してコンテンツの構成をイメージしてみましたがいかがで
しょうか。
業界や商品・サービスによってユーザーの行動パターンは変わってくる
と思いますので御社の業界のユーザー行動に合わせて想定して見ると
良いです。
今回は以上になります。
ご不明点などありましたら何なりとお申し付けくださいませ。
よろしくお願い致します。