経営者向けコラム

資金繰り改善

【更新】2018.06.26 【投稿】2018.06.18

有名無実「口頭弁論調書(判決)という紙」

自己破産させない屋たちばなはじめ

有名無実「口頭弁論調書(判決)という紙」

 

非公式ではありますが、とある企業から「役員就任」のご要請を頂いております。

詳細はまだ把握していませんが、その会社も社長さんも「平時」の状況で
はあるようですが、「平時のうちから、有事に備えたい。」と言うご意向を
お持ちのご様子。

近々にお目にかかってお打ち合わせをさせて頂くんです。
役員に就任すれば、「危機管理担当役員」と言ったところでしょうか??(笑)

 

 

7年数か月の間、この仕事を続けておりまして、役員就任のご要請は、
これまでも頂いてまいりましたし、実際に報酬を受け、
与えられたミッションを果たして参りました。

今まではいずれも、一人企業の社長さんの「ブレイン」
としての役割を担ってまいりました。

 

 

そして、この度は、数名の従業員さんを抱える、
会社の社長さんからのご要請をお受けしたんです。

社長のニーズがどこにあるのか?
コチラがどのくらい社長のニーズを満たせるのか?

こんなところを踏まえて、お目にかかった上で
よく検討させて頂こうと思っています。

 

 

さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。

あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。

いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>

 

 

 

 

「何もしない」ことをする 
(神奈川県内の既存のクライアント50代男性 Lさん)

 

 
神奈川県内の既存のクライアント。50代男性。Lさん。
半年ほど前に、ご夫婦でご相談にお越しいただいて以来、
当方でLINEを使って「遠隔サポート」をしています。

事前にいくらかの施しをしてしまっているので、「準ほっとけ案件」だった。

 
ただLさんは、体調的に少しばかり問題があり、長時間のセミナーを
聴講出来ない環境だったので、ご本人の「不安」は付いて廻る、そんな状況の人。

債権者に借金が返済出来ずにいて、債権者から裁判で訴えられ、
それでもワタシが「ほっといていいです。大丈夫です」と指導している方。

そりゃ、知識が無ければ心配にもなるか(笑)

 

 

 
そんなLさんから、先日LINEが届き、数回のやり取りを実行した。
完全コピーして、下記に転載する。

Lさん:
「こんにちは。東京簡裁から第2回口頭弁論調書(判決)と
言う封筒が届きました。画像をお贈りしますか?」

はじめ:
「“出頭した当事者” がどうなっていますか?」

Lさん:「なし、です。」

はじめ:
「そうですね。あなた(債務者)が裁判に行かないのと同じように、
相手(債権者)も同様に裁判になんか行かないんです。
全て出来レースでセレモニーです。安心してほっといて下さい。」

Lさん:
「ありがとうございます。」

はじめ:
「取られるものが無い環境は、引き続き継続してください。
頑張っていきましょう(^-^)」

Lさん:「はい!」

はじめ:
「その調書の写真を送ってください。身元が解らない様にしてブログの話題に
させてくれませんか?これで安堵する人は多いと思います。」

Lさん:
「明日、明るくなってから撮ります。」

はじめ:
「宜しくお願いします。他の困窮者の励みになれば、と思います。
民事裁判など、準備をシッカリしていれば出来レースであることが
読者に伝わります。また心配事あったら連絡ください。」

 

 

これが、債権債務関係における民事裁判の実態です。
無論、債権者側からみた債権額が大きくなれば、
この限りでは無いでしょうが・・・・でも概ねこんなモン。

 
6億円の負債を持つ、ワタシの時でさえ・・・・ワタシも裁判になど
行かなかったけれど、債権者も裁判になんか行かない。

彼らも回収できない事なんか解っているんだよ。

 

 
裁判所は、法的に「債務者側に弁済の義務がある」と認定する機関であり、
その債権を回収代行する事は裁判所の職務にはありません。

あくまでも回収するのは、債権者であり、原告側であるのですから、
裁判所は債権者に対して、「あなたは債務者に対し、請求をし続ける
権利があります」と認定しているだけに過ぎないワケだから、
債務者側に取られるものが無い以上、回収のしようも無いのです。

 

 

債権者が裁判で勝ち、債権の回収の権利を得ても、債務者に
取られるものが無ければ・・・・今度は判決が邪魔になるのですよ。

だって・・・裁判所のお墨付きをもらう、という事は即ち、
債務者に取られるものが無い事を証明する事にもなるのですから。
 

 

 

【主文】
1・被告は、原告に対し、別紙請求の趣旨1項記載の金員を支払え
(あれば払うけど、無いから払えないね)

2・訴訟費用は被告の負担とする
(あれば払うけど、無いから払えないね。原告が負担しておいて。
 あとで払うから。時効来たら払えないけど)

3・この判決は仮に執行することが出来る
(仮にじゃなくて、絶対に執行してくれ。何を執行するのかは解らないけれど。
 執行することが出来る、という事は執行しない事も出来るね)
 

 

回収できないまま、債権者が裁判を続ければ・・・・

法的には裁判費用は債務者が支払う事にはなるけれど、債務者にその支払や
弁済の能力が無ければ、その裁判費用は債権者が肩代わりしなければ
ならないのですから、今度は「費用対効果」の観点から債権者は
「この裁判を続ける事に意味があるのか?ないのか?」

という思考に移るのですよ。

 

当然費用対効果に見合わないわけですから、債権者はこの後に・・・・・
裁判を取り下げる事になり、その際は裁判所から「裁判の取下通知書」が
届き裁判は終わります。
 

ワタシは、ここをLさんの、ある種の「ゴール地点」に設定しています。
このゴール地点に辿り着く為に、Lさんがすべきことは何かといえば・・・・
「何もしない」という事をするのです。
 

 
ですから、「債権者に裁判で訴えられた!」と狼狽しながら、
ワタシに救済を求めてくる人は多いですし、Lさんもその中の一人でした。

そういう人にワタシは必ず言います。
「裁判になりましたか!良かったですね!ゴールに近づいた証明じゃないですか!」と。

争いの場が、娑婆から法廷に移る、という事なのだから、裁判になってしまえば、
債権者はしつこい請求の電話もしてきませんし、督促状や催告書も送って来ません。

訴えられた側は、事前の準備と理論武装をしてしまえば・・・・
あとは、「時の経過によってのみ借金問題は解決していく」、という事ですよ。

 

心静かに、時の経過を待ちながら、当事者は、商売を頑張るなり、
新しい仕事に就くなりして、「事業再生」や「人生再生」に集中を
すればよいのです。

 
【借金の終わりの始まり】が債権債務の民事裁判である、という事ですよ。

 

あなたの借金について質問します。
今ある負債総額と月々の元金と利息の返済で割り算してみてください。
返し続けたら、何年で借金が終わりますか?

 

 

おそらく5年以上かかるんじゃないでしょうか?
その途中で「資金が足りない」と、あなたが銀行に対して新規の借入をすれば、
また借金は終わりませんし、銀行等貸金業者は更に追加の融資をしてくるでしょう。

銀行はあなたにカネを貸しつけて利ザヤをはねる業者さんです。
だから、あなたが返し続ければカネを貸します。

だから、返し続ければ借金は終わりませんし、
返し続けるからこそ借金は終わらないのです。

 
返すのを辞めれば、「借金の時効」によって借金は消滅します。
貸金業者でない相手からの借金はは民事債権と言って10年で時効です。

貸金業者が相手の借金は商事債権と言って5年で時効です。

 
その間に、一円でも返済や利払いをすれば、その時から起算されますので、
返し続ければ借金は終わりません。

 

元金も利息も含めて、一円も返済や支払いをしなければ、
5年か10年で借金は終わります。
時効が完成していなくても、裁判が取り下げられれば、一定の終了を見ますし、
その後債権者は、請求書を送り続ける事しかできなくなります。

請求書などタダの紙。法的拘束力などなにもありません。
 
 
 
 
ですから、ワタシは言うのです。
「借金は、時の経過によってのみ解決する」と。

コレ、事業主や会社経営者の有事における処世術としては、
絶対に必要な知識ですよ!

今、Lさんはそれを身を以って体感している事でしょう。
傍らにいる奥様もそれを身を以って体感している事でしょう。

 

 

 

 

家族は社会的生活の最小単位

 

 
昨日も、お二人の方とSkype面談しました。
岩手県の方と、島根県の方。

岩手の方は、事前にワタシの情報収集をした上で、「準備」をしてからSkypeに臨んだ方。
島根の方は、大阪のご友人からの情報だけで、「準備」をせずにSkypeに臨んだ方。

 
ワタシの話す内容やアドバイスの理解力が全然違う。
理解力のある方は、スイスイ話が進む。
理解力の無い方は、いつまでも話が進まない。

Skype面談料は、同じ10800円。
どうせ、同じ10800円なら、理解できた方が相談者にとっては得だよね!?
何事も事前準備は大切なのです。

 
海外旅行に行くときに・・・・
・パスポートは?
・ホテルや航空券の手配は?
・着替えは?
と準備するのと同じように、ワタシとの面談にも準備は必要だよね?

 
・たちばなはじめってどんなヤツ?
・怪しくない?
・10800円も取ってどんな事をアドバイスるのだろう?
って、何事も疑ってかからなくちゃいけないよ!(笑)
 
 
大事な事は先人たちがみんな教えてくれる。
・嘆く前に、今ある状況で何が出来るのか?を考える。
・出たとこ勝負は敗者の戦法。
・常に “別のやり方” は無いか?を問い続けよ。
・ゴールは一つでもルートは無限大と考えよ。
・“近道” が良いのか? “迂回路” が良いのか?
・“船頭多くして船山にぼる” 有事の情報源は量を絞れ。
 
 
 
 
追伸・
とある地域のクライアント。
三か月くらい前から契約関係にある方。
 
「家族に隠したって意味無いから正直に話したら?
 その方が債権者対策もラクチンだよ。」
 
ってアドバイスしていたんだけど、それを聞かず、
家族に秘密にしていたんだが、この度結果的にバレてしまった。
 
「腹を割って正直に話したら、意外に協力的で、“ほっとけ”を理解して
協力してくれることになった。結果的にはじめさんのおかげです。
ありがとうございます。」とLINE。

 
「雨降って地固まる」・「瓢箪から駒」
こんな事もあるもんだ。

 
家族は社会的生活の最小単位。
情報を秘匿すれば反発し合い、情報を共有すれば協力し合う。
隠せば暴かれるし、隠さなければ暴かれない。簡単な理屈なんだけどね(笑)

 
良い人であるように見せれば、
「ホントか??」と人は疑うし、
危険人物っぽく演出すれば、いざ会った時に・・・
「意外にいいひと」と言う評価を受ける。

 
人間の心は常にうらはらなんだヨ。
 
だから、ワタシはあえて「チンピラ感」を以って演出して記事を書く。
 
本当はメチャクチャ優しくて、良家の元ボンボンなのに、あえて、
ワルとチンピラ感を演出する( ̄▽ ̄)

 
たちばなはじめ・・・・とってもとっても無理してまぁ~すっ!(笑)

 

 

 

———————————————————

自己破産しちゃいけない!

債務整理しちゃいけない!

自殺はもっとしちゃいけない!!

 

 

 

Profile 執筆者紹介

自己破産させない屋たちばなはじめ

■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。

信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。

そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。

自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。



講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。

講座ページ:http://shikin-kaizen.net

株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)

タグ