経営者向けコラム
【更新】2019.08.20 【投稿】2019.07.16
部下に「任せるための3ステップ」
モチベーションパートナー安室元博
以前の記事で
山本五十六の次の言葉を紹介しました。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
人を育てるには「任せること」が
大事だという話をしたところビジネスリーダー方々から
次のような声をいただきました。
「任せることが大事なのはわかるけど
どこまで任せてよいものか?」
「お客様の手前、失敗は絶対に許されない。
だから任せきることができない」
「任せようと思ったら
部下が自信がないと断ってきた」
「任せる」って本当に難しいですね。。
私も大いに共感します。
今回はこの「任せる」について
深掘りしてみようと思います。
「任せる」といっても
ただ仕事を与える。割り当てる。振る。
のとは違いますね。
この「任せる」には3ステップあるのです。
1段階は「見極める」
どこまで任せられるか。また、任せるには
どれだけ育成しなければならないか。
何にチャレンジさせたらよいか。
これらを見極めることです。
これがファーストステップ!
第2段階は「決断する」
つまり「任せる」と決めること。
任せるには、本人だけでなく
上司側の覚悟も問われます。
そして、第3段階「フォローする」
任せて終わりではなく、
最後までフォローすること。
フォロー体制があれば
多少の失敗やミスはカバーできます。
そして、任せたことでわかった課題に
対して対処ができます。
これが「任せる」3ステップです。
部下が何もできない状態から
「任せても大丈夫」な状態になる
これこそが成長であります。
そして、「任せられる」までにすることが
育成であります。
だから、上司は何か理由を付けて「任せず」にいるのなら
それは、部下育成をしていないと同じ。
そのまま放置していたら、それは上司の職務放棄です。
今一度、今回紹介した「任せる」3ステップ
1.見極める
2.決断する
3.フォローする
これらを実践し
部下の育成を推進してください。
時間は掛かるかもしれませんが、
きっと部下は「成長」という成果で
報いてくれるはずです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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モチベーションパートナー安室元博
1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。
そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。
現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修
株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役 安室元博