経営者向けコラム

資金繰り改善

【更新】2018.10.15 【投稿】2018.10.05

老兵後を濁さず、後継者が輝く場所を作る

自己破産させない屋たちばなはじめ

老兵後を濁さず、後継者が輝く場所を作る

 

こんにちは。たちばなです。
本日は金曜日。千葉から東京に戻る電車車内からのブログ発信です。

本日は、とある方からのご依頼を受け、千葉県大網白里市を訪ねました。

 

ワタシは、SNS上に10月2日にとある投稿を致しました。
(詳細は下記に転載しています)

その後の展開として、家族の問題として共有して頂く為に、
件のZさんと奥様と娘さんと面会してきたんです。

滞在時間は約二時間。
大枠の話を奥さんと娘さんにご理解頂き、「今後の取るべき行動が明確になった」
と喜んで頂きました。
Zさんには今後の方向性について、新たにご決意を頂き
行動して頂く事にも同意いただきました。

 

 

「必要とされる喜び」をヒシヒシと感じた次第です。
また後日報として書けることがあれば書きますね。
今はまだ、今後の対策がありますので、あまり詳しく書けません。

じゃ、なんで書いたのかって??
キチンとご理解頂いて清々しい思いだからですよ(笑)

ワタシには見えます。
この一家が一年後・・・・いや、半年後に清々しい表情に
変貌している様子が見えます。

 

ワタシはその「キッカケ」を作るに過ぎない。
ワタシはほんの「キッカケ」を設えるだけなんです。

法律を知って欲しい。
法律の本当の事を知って欲しい。
法律の本当の事を法律家が教えない事を知って欲しいのです。

 

今週の業務をこれで終え、新潟に帰ります。
今日は地元の中学校時代の同級生と食事します。
一年位前に集合して以来、妙に会う機会が増えてきた。

齢を重ね、みんな丸くなり、にこやかに話が出来る・・・・・最高だね。
年を取るのも悪くない、って心底思えるよ( ̄▽ ̄)

 

その為に・・・・借金は邪魔だね。じゃあ消そう!・・・・・
それがたちばなはじめの仕事です(^_^)v

 

 

さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。

あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。

いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>

 

 

 

「生涯現役!」と「引き際」を天秤にかける

 

10月2日 新潟の自宅にて

たちばなです。
 
「生涯現役!」も良いけれど・・・・「引き際」を間違えると、
周辺に迷惑をかけてしまう・・・そんな話。

 
都内で管理系の事業を営む経営者のZさん。
矍鑠(かくしゃく)として、言語明瞭ではあるけれど、
本人曰く「後期高齢者」であるとの事。

 
ここ数年、資金繰りにあくせくする中、
「ウチで子会社化しても良い」という話を貰い、それに飛びついたZさん。
それまでの当座の運転資金を500万円の資金提供を受け、当座の資金繰りを凌ぐ。

 
そして救済先は、その後はZさんの会社を子会社化し、借入金約3500万円も
親会社になる救済先が負担する、とZさんは認識していたようだ。
それを前提に、ここ数か月の交渉を重ねてきたんだけれど・・・・
ここ最近の交渉で、どうも雲行きが怪しい様なんだ。

 
「500万円は資金提供ではなく融資である」
「子会社化実行後は親会社から社長を送る事もあり得る」
「既存する負債については負担しない」と言う旨の通達を受けたんだそうだ。
 
ここの認識についてお互いの見解の相違があって、話が頓挫している状態。

 

 
少し前に聴講したとある経済系のセミナーで、講師が「たちばなはじめ」
というワードを出した事を思い出し、WEBで検索して、「この人だ!」と
思い立って連絡くれたんだそうだ。

 
「ワタシのネームワードを出してくれた講師の方って、なんという方ですか?」
と訊いたら「忘れた」と。
 
講師の名前を忘れてその中のワードを記憶している、って(笑)
解りやすいビジネスネームで仕事していて良かったよ(笑)

 

 

 
Zさんはの望むカタチは下記の通り。

・500万円は貰ったカネ
・子会社を受け入れたカタチで、自身の社長の地位と従業員の雇用は保全
(多少の報酬や給与の減額は受け入れる)
・3500万円の負債についてはグループ会社の負債として銀行と対応というモノ

 
「いささかムシが良すぎるな・・・」と思わなくもなかった事は
Zさんには言わなかった。
今後の救済先対策と銀行の対策についてアドバイスを求められた。

 

はじめ:「Zさん、今、年金いくら受給していますぅ?」

Zさん:「40万くらいだと思いますが、全部妻に任せています。
     おそらく大半は運転資金に消えていますわ(笑)」

はじめ:「内容を把握していて誰かにやらせるのは “任せる” ですが、
     把握しないでやらせるのは “委ねる” ですね。そちらの方では?」

Zさん:「・・・・・」

はじめ:「会社の資金繰りも、奥さんに委ねているのではないでしょうか?
     ワタシの負債に関する質問にもZさんは大雑把にしか
     答えられていないので、それではもう社長として機能していないですよね。」

Zさん:「いやはや・・・お返しする言葉もありません。」

はじめ:「今、事業主として役員報酬をいくら受けていますか?」

Zさん:「数万円です。妻に任せ・・・いや委ねていますからそんなモンです。」

はじめ:「不動産は所有されていますか?」

Zさん:「自宅は妻に数年前に名義を変更しています。あとは千葉県内に30坪程度
     の更地があります。法人としては不動産は所有していません。自宅の建物
     の隣に小さな作業場があり、そこで仕事の作業場があり、娘に仕事の補助
     をさせています。」

  
儲ける為に仕事をするのだし、その儲かっているかの判断は数字でしか出来ないの
に、その数字から目を反らし、他の人間に委ねてしまう。
高度経済成長期に雨後の筍の如く出来てきた数多くの中小企業。
好況時を経てきた経営者やそれの世襲をした経営者にありがちな構図だ。
 
ワタシはZさんにそれを感じた。

 

はじめ:「Zさん、救済先の買収を受け入れられてはどうでしょう? その上でZさんは社長から身を引いてみては? その上で、“3500万円の負債に関してはこっちでどうにかする” って言って、少しでも高く会社を買ってもらって下さい。その際に、500万円の応援金もチャラにするように提案した上で、3500万円の負債処理についてはワタシが仕事しますよ。千葉の自宅は奥さん名義だから維持出来るし、おそらく借入金の大半は信用保証協会付きでしょう。仕事を続けたいなら、自宅脇の作業場で娘さんを代表に合同会社を登記して、Zさんが従業員として機能すれば、細々とではあるけれど仕事は出来ますね。娘さんも既存の保証人では無いし、そもそも新会社には弁済義務はない。その後に娘さんが事業を拡大できるようになればそれはそれでよし。出来ないようであっても、少なくともZさんの負債については奥さんや娘さんが相続放棄すれば負債は付いて廻らない。そういう事ですよ。そうすれば、社長としての数万円の報酬が無くなる代わりに、大半が運転資金に消えていた年金も満額余生に使えますね。実入りとしては増えますね。ワタシが施す、今後の借金の処理に関しては・・・・近々にワタシのセミナーを受けてください。出来れば奥さんと娘さんも一緒に。情報の共有化は大切ですよ。イヤな言い方かもしれませんが、そろそろ仕事の負担を軽減して “人生の後始末” に取り掛かってください、という事です。奥さんに大事な仕事を強要していた “贖罪” の意味も込めて。」

 
Zさん:「作業場で会社を娘で登記かぁ~・・・なるほどね。自分が身を
     引いてその分の好条件を提示する、と言うのは非常に効果的ですね!
     なるほどなぁ~。」

はじめ:「70代後半で一度でワタシの話が理解出来るなんてすごいですね。
     そこまで明晰な頭脳でしたら、残りの人生を“娘のフォロー” に尽くす、
     というのもカッコいいと思いますけど。」

Zさん:「負債の処理は破産しなくても出来る?」

はじめ:「Zさん、オレ “自己破産させない屋” なんですよ(笑) 内容については
Zさんに話すのは簡単ですが、おそらくZさんはその内容を奥さんや娘さんに
伝えられないでしょう。
自らが理解する能力と、それを人に伝える能力は別の能力です。“伝言ゲーム” が
ゲームとして成立するのは、人間は理解しても上手く伝えられないから成立している
のですから。

このワタシの提案を受け入れる為には、ご家族の“共通認識” が必要です。
ですからご家族でワタシのセミナーにお出かけください。」

 

Zさん:「たちばなさん、おカネ払うので、妻と娘がいる自宅に来て頂けませんか?」

はじめ:「ナイスアイデア!素晴らしい機転です。80前とは思えません!(笑)
そうしましょう。
一度お帰りになってご家族とお打ち合わせされた上で、連絡ください。」
  

 

ワタシはこの週末・・・・千葉県内のZさんの自宅を訪ねる。
電車でのアクセスを見たら、乗り換え一回で特急に乗れば一時間少々で
到着するようだ。ラッキー♬
 
Zさんの頭脳や機転の若々しさには驚いた。
ただ、これまで何事も「正攻法」で取り組んできたし、かつての日本はそれを
許容する社会だった。

でも、残念ながら、現代社会は違う。正攻法や馬鹿正直では・・・・
割を食ってしまう。

 
いかにZさんが元気であるとはいえ、現時点で「奇策」をZさんに学ばせるのは
酷だろうし、その時間があったとしても「余生」として過ごして頂いた方がZさん
やご家族の為に有効だろうと考えた。

週末にワタシの話が、奥さんや娘さんに受け入れられるか?否か?・・・・
ワタシの腕前ならぬ「口前」が試される(笑)

  
  
  
追伸:

長女が、新潟県の中学一年生の陸上1500メートルのランキングで、
暫定2位に入った。

暫定とは言え2位とは・・・・・一体誰の子なんだ!?(笑)
あくまでも暫定だけど・・・・全国ランキングで17位なんだってさ。
おそらく来週には変わっているだろう(笑)

オレ、神田小川町の交差点の横断歩道を走るだけでしんどいわ(笑)
嬉しい事は嬉しいんだけど、また言われるな・・・・
「新しいランシュー買って!」って(-_-;)
サイズ26,5センチの中学1年の女子って・・・ありえねー!(笑)

 

 

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自己破産しちゃいけない!

債務整理しちゃいけない!

自殺はもっとしちゃいけない!!

 

 

 

 

Profile 執筆者紹介

自己破産させない屋たちばなはじめ

■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。

信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。

そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。

自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。



講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。

講座ページ:http://shikin-kaizen.net

株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)

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