経営者向けコラム

組織づくり/社長コーチング

【更新】2018.03.19 【投稿】2018.03.19

社員と会社の自立、どちらが先か?

高収益経営サポートセンター安室元博

社員と会社の自立、どちらが先か?

 

3月は卒業のシーズン

今年は、高校、中学、小学校と
それぞれの卒業式に参列してきました。

卒業式で唄われる歌は心が洗われますね。

春を前に気持ちをリセットしよう!

そんな気持ちにさせられました。

 

 

さて、今日は「会社の自立」
について考えてみたいと思います。

御社は、本当の意味で“自立”していると言えるでしょうか?

 

皮肉ぽい言い方をしてすみません。

私とお付き合いのある会社の9割は短期間で
黒字化に成功し、それを毎年維持してます。

残念ながら日本の企業が全てそうであるというわけでは
ありません。

 

私がこれまでお会いしてきた300以上の会社で、
人材教育で共通に求められたのは「社員の自立」。

 

会社に依存せず、指示待ちではなく自分で考えて行動できる
そんな人材になってほしい、ということです。

 

全くその通り異論なし!です。

 

でも、私はずっと違和感を感じていたのです。

それは・・・

社員には自立を求めているが、
会社は本当に自立をしているのか?
ということです。

 

なぜかというと・・・

社員に対して「自立」を求める会社に限って、

現状を聞くと、業界自体が右肩下がり
発注が減っている、社員が働かない などなど
「他責」する発言が多いのです。

 

全然、自立してないじゃないか!

社員に「自立」を求める前に
会社自体が「自立」を目指すべきだ!

こんな違和感ですね。。。。

 

何年も黒字を続けている会社で社長が
「他責」をしている会社は一社もありませんでした。

「他責」をする前に、他社に負けない商品開発をする
営業力をつける、財務体質を強化する など
自立できる会社を目指してできることは沢山ありますよね。

 

きっと、会社が自立を目指していく過程で
社員は「自立」していくものなのではないでしょうか。

これを機会に、会社の“自立”について
考えてもらえたらと思います。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

 

 

Profile 執筆者紹介

高収益経営サポートセンター安室元博

1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。


そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。

現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修

株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役  安室元博

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