経営者向けコラム
【更新】2019.02.12 【投稿】2019.02.11
差し押さえられるものって・・・何があるの?
自己破産させない屋たちばなはじめ
こんにちは。たちばなです。
本日は土曜日。新潟の自宅からのブログ発信です。
一昨日と昨日とで都内に滞在しまして、12名のご相談者の対応を致しました。
昨夕、新潟に戻ったところです。
本日、朝一番のSkype面談で東海地区の事業主との面談を終えたところでの
ブログ投稿です。
会った事も無い人間に、いきなりSkypeでお金のリアルな話をする事に
抵抗があるのは仕方ない。でも、それで数万円の交通費コストが浮くんですよ。
それで移動時間の削減が出来るんですよ。
有事なんだから、時間とコストをかけちゃダメなんだよ。
Skypeだろうと、直接顔を合わせようと、ワタシの話すことは変わらない。
Skypeだから、理解が足りないなんてことは無い。
一方で電話やメールだと、言葉不足や理解不足で後々にトラブルになった事は
何度も経験してきたよ。
ですから、電話やメールでのアドバイスは一切致しません。
お互いに何らか形でもいいから、顔を合わせてお話しいたしましょう。
お問い合わせ下さる方に申し上げます。
メールでのアドバイスやコンサルテーションは致しません。
面会に際してのご案内と日程調整のみ致します。
1)東京神田小川町の事務所をお訪ね頂ければ2000円で面談致します。
2)相談者ご指定の場所にワタシが出向く場合は東京から
現地までの往復交通費に面談料は追加してご用意頂きます。
3)ワタシの出張先での面談をご希望の場合は2000円に交通費の割分を
追加してご用意頂きます。
4)Skypeでの面談は事前振り込みで10800円です。
個別面談はこの4種類を原則としています。
基本的にはこれ以外は無い、と思って下さい。
ご相談者が、得体のしれない「たちばなはじめ」なる人間に
ご相談するのはさぞかしご不安の事でしょう。
でも、ワタシもどこの誰だか解らない人間と毎日毎日会う事は
不安である事を理解してください。
あなたがワタシの事を信じないとワタシもあなたを信じられません。
ワタシは殿様商売をしているつもりはありませんが、一定の縛りは
つけさせて頂いた上で、皆さんに万難排してご調整頂いています。
2000円だとか、10800円だとかが欲しくて言っているのではありません。
一定の縛りをつけないと、「冷やかし」が多くてこちらも対応が大変なのです。
真剣な気持ち
真剣な意欲
真剣な覚悟をお持ちの方と真剣に向き合わせて頂きたいが為に、
そのように対応している、という事です。
重ねて申し上げます。
「覚悟を以って」、たちばなはじめにお問い合わせくださいませ。
真剣なあなたのお問い合わせをお待ちしています。
さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。
あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。
いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>
借金はオバケ?
(二年前の自分のSNS投稿から)
たちばなです。
「漠然とした不安感」
「ぼんやりと恐怖感」
「おぼろげな重圧感」…
これが借金問題の正体です。
借金はオバケと変わらない。
オバケを恐れる人は多いけど、オバケの存在を証明できる人はいない。
借金に困り、相談に来る人は多いけど、ワタシの目の前に借金を
持ってこられる人はいない。
借金はオバケと変わらない。
借金は質量が無い。
100円でも100億円でも適用される法律はおんなじ。
借金はオバケと変わらない。
「契約が・・・契約が・・・」と慌てふためくけど、「契約とは約束ではない」。
借金はオバケと変わらない。
返したら終わらなくって、返すのをやめると5年か10年で終わる。
借金はオバケと変わらない。
オバケで気が触れる人はいるかもしれないが、オバケに殺される人はいない。
借金で自ら命を絶つ人はいるが、借金に殺される人はいない。
やっぱり・・・・借金はオバケと変わらないんだ。
死ぬくらいの覚悟があるなら、ワタシの所に来なさい。
それからの「覚悟」でもいいんじゃない??
差し押さえられるものって・・・何があるの?
(二年前の自分のSNS投稿から)
たちばなです。
知人の紹介で面談することになったんだ。20代後半の男性。Y君とでもしようか。
負債総額は約600万円。すでに返済が出来なくなっていたが、
所有している不動産ナシ。
同居するご両親も現在のY君の状況は把握しているが、
資金的に法的整理をさせてやる資金もない。
彼はひとり思い悩む時期が続き、ワタシに行き当たった・・・という事。
事前に10,800円を振り込んで貰って、Skypeで話した。
いう事はいつもと一緒。「ほっとけ。」
「払うと借金は終わらない。払うのやめると借金は5年か10年で終わる。」
の理屈を丁寧に教えた。
Y君の表情がどんどん穏やかになっていくのがPCの画面越しから見ても解った。
彼にとって、10800円の経済効果はあったのだろう。これはこれで一つの解決。
ワタシは今日は、ここに触れたいのではない。
Y君はしきりに心配するんだ。
「たちばなさん、差し押さえられたらどうすれば良いのですか?それが一番怖いです。」と。
ワタシは返すんだ。
「差し押さえられるものって・・・何があるの?」と。
Y君は答えられないんだ。
だって・・・30前の独身男は、保険未加入。預貯金なし。不動産は名義貸しで
所有している不必要なものだけ。個人事業主だから差し押さえられる給料もない。
Y君は、差し押さえられるものが無いのに、「差し押さえが怖い」って言うんだよ。
これ読んでいる読者の一部に、少し笑った人いると思うよ。
でもね・・・こういう人が、ものすっごく多いんだ。
取られるようなものも無いクセに、勝手に「差し押さえが怖い」って言うんだよ。
前にも書いたと思うけど、「借金はお化けと変わらない」って。
差し押さえもお化けと一緒だね。
大した事でもないのに、心配を増幅させ、ありもしない事をあるように考え、
勝手に心配するんだ。
ワタシね・・・・元小売業の社長。
後に経営に失敗して、債権者に民事で訴えられて、判決が出て、
「債権差し押さえ命令」が送られてきたけど・・・・何にも変わらなかったよ。
ガソリンスタンドや燃料の出荷基地の経営やっていた。
地下タンクに何万リットルも燃料の在庫を抱えていたよ。
でもさ・・・1リットルも債権者は持って行かなかったよ。
何でだろう??答えは簡単。
「在庫をカネに代える能力を持っていない」という事。
タンクローリーを手配し、運転手を手配し、それを商社などに転売し
換金する能力を持っていないから。
仮にそれをやろうとすると、売却想定金額よりも、段取りするコストが
逆転してしまって、出費になってしまうから差し押さえを実行しない。
ワタシね・・・・大手メディア関連のFCで小売業店舗経営もやっていた。
レンタルビデオ屋で在庫約7000万円、CD・CVD販売で在庫約4000万円、
書籍で約1億円の在庫があったけど・・・債権者は1本も持って行かなかったよ。
何でだろう??答えは簡単。
「在庫をカネに代える能力を持っていない」という事。
トラックを手配し、運転手を手配し、在庫を積んでそれを商社などに
転売し換金する能力を持っていないから。
仮にそれをやろうとすると、売却想定金額よりも、段取りをするコストが
逆転してしまって、出費になってしまうから差し押さえを実行しない。
みんな「差し押さえ」という言葉だけでイメージして勝手に心配するけど、
本質的には「費用対効果」の問題。
そして、差し押さえには法的な規制がかかっていて、皆さんが勝手に心配するような
「在庫をワンサカ持って行かれてしまう」なんて状況にはならないんだよ。
ワタシもかつて、銀行等の債権者に民事で訴えられ、裁判に行かなかったんだ。
だって、ワタシが銀行からカネ借りて返せなくなったのは事実だし、
返せなくなったのも事実。
だから、裁判に行ったって負けるし、裁判に行かなくたって負けるんだから。
どうせ負けるけど、民事裁判なんだから、別に身柄を拘束されるわけじゃない。
日々の生活はそのままだったし、その間にワタシは次の人生展開を考えて、現在の仕事をスタートさせていたしね。
下ばっかり見ていてもキリがない。子供もいたし、次の事を考えたかったんだよ。
後になって、「口頭弁論調書」が送られてきた。
「出頭した当事者 なし」って・・・・債権者も裁判になんか来ない(笑)
こういうのを「出来レース」とか「セレモニー」って言うんじゃないだろうか??(笑)
債権者が、本当に差し押さえたい在庫があるとするならば、
それは世間一般の目から見ても、「価値あるもの」なんだから、
それを所有している債務者は、「弁済する能力がある」のだから、それを持って行って貰えばいいんだよ。
これは立派な弁済行為。自主的に弁済しようが、強制的に差し押さえられようが、弁済するのは一緒。
だから、差し押さえて貰えばいいんだよ。
ただ、法的に許される範囲内で、動かせる在庫は動かして、
差し押さえられるものを軽減させることは我々には出来る。
ワタシは、法的に「在庫を差し押さえていいですよ。」という態度を示したんだ。
それを債権者が、「価値あるか?」「価値無いか?」判断するのは債権者の決める事。
こちらが決める事では無い。
結果的に債権者がこちらの在庫を持って行かなかっただけで、
こちらは「弁済した」のですよ。
そして彼らは、「価値がある」と判断したワタシの不動産を差し押さえ、売却した。
【債務者が債権者に対し弁済不能になった時、債権者が債務者の所有している
不動産を差し押さえて売却する】これがいわゆる“担保融資”なんじゃないの?
ワタシのやっている事って・・・契約通りの行為なんだよ。わかる??
ワタシほどルールを守っている人間はいないんだよ。
ワタシは弁済したんだよ。不動産で。
ワタシは弁済したんだよ。契約通りに。
ワタシは全く、「踏み倒し」なんかしていないんだよ。
負債がある債務者で、価値あるモノがあるのに、それを隠すのは・・・いけないね。
でも、ワタシは負債がある債務者で、価値あるモノは、裁判の過程を経て、
「無い」と認定されたから・・・いけなくない(笑)
ワタシには、「客観的に見ても取られるものが無い」と裁判で判断された、という事。
裁判所の「お墨付き」をもらった、という事。
これが、みんなが日々恐れおののく「差し押さえの実態」なんだよ。
無知であるがゆえに、しなくてよい心配を続け、それが増幅され、
本業が疎かになる・・・・こっちの方が怖いよね。
大事なことは、先人たちが教えてくれる。
・成功体験ではなく「失敗」に学びを求めよ
・行動の前に過去の教訓を徹底して学ぶ
・戦闘シーンを思い描いて徹底的に準備する
・不測の事態に備え、二の手三の手を用意する
・「たぶん大丈夫」という甘い判断をしない
家財道具は差押え禁止について
以下、「自己破産させない屋・大阪支部」の投稿より
ご参考までに。
殆どの家財道具は差押えが禁止されている。
現在では、殆どの家財道具に関しては差押え禁止財産とされているので、
一般家庭に対してはまったく効果が無いので、金融機関や貸金業など、
いわゆるプロの業者は採算が取れないので、動産執行は、ほとんど行いません。
動産執行をするとすれば、金融会社以外の素人の一般債権者が
腹立ち紛れに行うことの方が多いと思われます。
しかし、一般家庭にある家具やテレビ、ビデオ、冷蔵庫、電子レンジ、
洗濯機、乾燥機など生活必需品とされるほとんどのものが差押え禁止と
なっていますので何も差押えされません。
ですから、特殊なものがない限り、特に対策をせずとも差押えは出来ずに、
執行官は「執行不能」として帰ってしまいますので安心してください。
●民事執行法で定められている差押禁止動産
第131条 次に掲げる動産は、差し押さえてはならない。
①債務者等の生活に欠くことができない衣服、寝具家具、台所用具、畳及び建具
②債務者等の一月間の生活に必要な食料及び燃料
③標準的な世帯の二月間の必要生計費を勘案して政令で定める額の金銭 66万円
④主として自己の労力により農業を営む者の農業に欠くことができない器具、肥料、労役の用に供する家畜及びその飼料並びに次の収穫まで農業を続行するために欠くことができない種子その他これに類する農産物
⑤主として自己の労力により漁業を営む者の水産物の採捕又は養殖に欠くことができない漁網その他の漁具、えさ及び稚魚その他これに類する水産物
⑥技術者、職人、労務者その他の主として自己の知的又は肉体的な労働により職業又は営業に従事する者のその業務に欠くことができない器具その他の物
⑦実印その他の印で職業又は生活に欠くことができないもの
⑧仏像、位牌その他礼拝又は祭祀に直接供するため欠くことができない物
⑨債務者に必要な系譜、日記、商業帳簿及びこれらに類する書類
⑩債務者又はその親族が受けた勲章その他の名誉を表章する物
⑪債務者等の学校その他の教育施設における学習に必要な書類及び器具
⑫発明又は著作に係る物で、まだ公表していないもの
⑬債務者等に必要な義手、義足その他の身体の補足に供する物
⑭建物その他の工作物について、災害の防止又は保安のため法令の規定により設備しなければならない消防用の機械又は器具、避難器具その他の備品
上記のとおりですので、一般家庭で実質差押えできるものは、
66万円を超える現金、骨董品、貴金属や宝石、絵画、 株券や有価証券、
ゴルフ会員権、庭木、庭石等ぐらいでしょう。
具体的な差押禁止動産の基準
なお、各地方裁判所の民事執行部ごとに具体的な差押が出来ない物品の基準を
公表しているようですが、東京地方裁判所民事執行部では、下記の通りです。
■差押えできないもの
○洋タンス○和タンス○整理タンス○ペッド○食器棚
○食卓セット○調理用具○暖房器具
■一台のみ差押えできないモノ
●鏡台●洗濯機●乾燥機●冷蔵庫●電子レンジ
●瞬間湯沸し器●ステレオ●テレビ●ビテオデッキ
●掃除機●エアコン
あくまでも基準であり、実際には殆どの生活用品は差押えできません。
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自己破産しちゃいけない!
債務整理しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!
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自己破産させない屋たちばなはじめ
■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。
信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。
そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。
自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。
講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。
講座ページ:http://shikin-kaizen.net
株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)