経営者向けコラム
【更新】2019.09.05 【投稿】2019.09.04
あなたの言葉が足りない
モチベーションパートナー安室元博
おはようございます。
モチベーションパートナーの安室です。
クライアントの部下を持つ方から
「部下の理解力が低い」
とか
「部下は全然分かってない」
というような不満をよく聞きます。
私にも経験があり、その気持ちはよく分かります。
「~のようにやってくれと言ったよな」
「こちらも忙しいから何度も言わせるなよ」
「分からないことがあったら聞いてくれ」
こんな台詞を言ってしまったことが
あるのではないでしょうか。
このような状況を見ていて
常々気になっていることがあるのです。
それは・・・
「言葉が不足しているな」
ということです。
つまり、発言者(この場合は上司)は
自分の伝えたいことを発するわけですが、
自分は分かっていることが、
相手(この場合部下)も同じように
分かっているとは限らないのです。
特に、上司と部下の間で足りていないと感じる言葉が
次に関することです。
1.何のために?(目的)
2.何を実現したいのか?(ゴールイメージ)
3.気をつけることは何か?(懸念事項)
上記3つの言葉が含まれていないと
上司から部下への発言は
単なる作業指示レベルどまり。
部下は、自分なりに目的やゴールイメージを
考えて行動しても
それは上司が本来期待した通りには
なかなかならないのが現実です。
だから、冒頭紹介したような上司の不満の言葉に
つながってしまうのです。
間違っても・・・
「言わなくてもわかっているだろう」
「何度も同じ事を言わせるな」
「わからないことは聞いてくれ」
この言葉は避けましょう。
1.何のために?(目的)
2.何を実現したいのか?(ゴールイメージ)
3.気をつけることは何か?(懸念事項)
これまでも、これらの言葉を
全く言っていないというのはないと思います。
だとしても何度でも
言葉として伝えることが肝心です。
そのことで、部下にしてみると、
上司の考えや、意図することへの
理解がより深まっていくのです。
「言葉が足りない」のは、
チームのコミュニケーションにおいて致命的
言葉の受取手の不理解を責める前に
発言者の言葉の不足を解消することです。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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モチベーションパートナー安室元博
1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。
そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。
現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修
株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役 安室元博