経営者向けコラム
【更新】2018.07.13 【投稿】2018.07.13
「平時」と「有事」の10万円稼ぐ方法のちがい
自己破産させない屋たちばなはじめ
こんにちは。たちばなです。
本日は水曜日。名古屋駅前のビジネスホテルからのブログ発信です。
昨日は、名古屋での定例セミナー。
毎月開催で29回目になりました。
満員盛況になる事は5回に1度くらいしかない。
東海圏の市民性なのか・・・・セミナー中のリアクションも決して良くない。
伝わっているんだか、伝わっていないんだか、良く解んないんだ(笑)
でも、毎月開催しているのに、10人以下には決してならない。
そして、懇親会になると、各々が大変大きな喜びを以ってワタシを絶賛し、
質問攻めにしてくれる。
いろんなところでセミナーやらせてもらうけど・・・・
東海圏って不思議なところ(笑)
いや、悪口じゃないんだ。なんか不思議なだけなんだ。
名古屋には、少しずつ少しずつ・・・・セミナー開催実績を重ねながら、
協力者を探しながら…草の根活動をしながら聴講者の動員に努めてくれる人間がいる。
昨日も聴講者は20名近くいらっしゃった。
これまでの29回のセミナーの中での聴講者の口コミだ・・・・。
本当にありがたいよ。
期待に応えたいよ。更に更に。
名古屋セミナーの主催者との付き合いも、もう4年になる。
株式会社シープロジェクトの徳木近夫社長と、太田真由実さん。
ワタシがまだ実績を重ねていないころから、ずっと変わらず応援して下さっている。
彼らの期待に応えないワケにはいかない。
グズグズ言わず、黙って・・・・ワタシの仕事の情報拡散に努めてくれているのだ。
ワタシと付き合っている事で、いわれなき批判を受ける事もあるようだ。
そういう話を聞く度に、ワタシの胸は締め付けられる。
でも、彼らはそれを承知でワタシの情報拡散に努めてくれる。
これまで、大して大きな実績を上げられていない事が悔しい。
彼らは決してワタシからの「見返り」が欲しくてサポートして
くれているのではないが、ワタシだって、応援してくれる以上は、
いくらか還元したいと思っているよ。
その期待に応えられるまで・・・・・
彼らがワタシを応援してくれるまで・・・・・
ワタシは名古屋でおしゃべりし続ける。
彼らの期待に応えるために。
来月の名古屋定例セミナーは、8月23日の16時から、名古屋市中村区則武にて。
さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。
あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。
いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>
【平時】と【有事】で10万円の利益を作る方法の違い
7月9日 新潟の自宅にて
たちばなです。
「あなたのご商売で・・・・10万円儲けようと思ったら、どのような手段で儲けようと思いますか?」
この質問に対しての答えは様々あろうかと思う。
① 売上を伸ばす?
② 経費を減らす?
③ 客数を増やす?
④ 客単価をあげる?
⑤ 仕入原価を抑える?
⑥ 販管費を抑える?
⑦ リピート率を上げる?
⑧ 資産売却する?
⑨ 保険を見直す?
さまざまあろうかと思うんだ。
【平時】の際にこの①~⑨を実行する事は間違いでない。
むしろ、「頑張ってください!」とワタシは拍手を送る。
【平時】とは?
・顧客から、一定の支持があり売上が構成され
・取引先や仕入先に、売上げた資金によって契約上の支払いや納品が実行され
・従業員等に、労働基準法上に定める、中長期的な雇用が維持できる程度の賃金を支給し
・家族に、憲法第25条に定める「健康で文化的な暮らし」が出来量な資金を注入し
・銀行に、通常の約定弁済が出来ている状態
という状態が、何一つ欠けない状態を【平時】と定義づけるなら、
10万円を儲ける為の手段として①~⑨は間違っていない。
「額に汗して懸命に目標の為に努力する」というスタンスで
大いに頑張って頂ければ良いし、そうあって頂きたいと思う。
ましてや、「たちばなはじめ」などという名前などが脳裏をよぎる暇など無いだろう。
たちばなはじめは【有事】の資金繰り改善コンサルタントなのであるから、
上記に示した【平時】の状態の事業主や経営者やビジネスマンは、
ワタシなどにお問い合わせされるべきでないのですよ。
【有事】とは?
・顧客からの支持が減少し、売上が下がり、資金に余裕が無くなってきた、とか
・余裕なくなった資金によって、取引先への支払いがきつくなって来たとか、
未払いが生じそうだ、とか
・従業員に、定例の昇給が出来なくなったとか、遅配しそうだ、
とか、しているとか
・家族に、満足な生活や教育の資金が供給できないとか
・銀行への返済が厳しく、リスケジュールしそうだ、とか、している、とか
という状態が、どれか一つでも発生した状態を【有事】と定義づけるなら、
10万円を儲ける為の手段として①~⑨はすべきでない。
いや、それは手段として間違っている、指摘せざるを得ない。
【有事】には、努力とか地道とかいうワードを念頭に
事業運営をしてはならないのです。
こういう時には、「たちばなはじめ」という名前が脳裏をよぎる事、
そのものが・・・・有事と平時の境界線と言える、という事だ。
【有事】の事業運営には、即効性が求められます。
【有事】の際に、当事者に最も必要なものは・・・「時間と資金」だから。
時間が限定されているから、限られた資金状況下で、
最も資金的に効率性を求められるのであるから、
・売上を伸ばして10万円を儲けようと思ったら、
その数倍の売上を作らなければいけない。
・経費を減らして10万円を儲けようと思ったら、
その分の事業上の何らかのデメリットは覚悟しなければいけない。
・人口減少社会下で、客数を増やす事の即効性は、値下げ以外にあるだろうか?
・デフレ脱却が何年も実現できていない社会状況下で、客単価は上げられるだろうか?
・仕入原価を抑えようとすれば、仕上がった商材のクオリティは下がり、
客単価は下がるのでは?
・売却しても事業運営に影響ない資産があればそれは【平時】だし、
解約しても影響ない保険があるのならそれは【平時】だよね?
消去法、と言う概念で【有事】に於いて、短期的に10万円を儲けようとすると
・・・・出てくる答えは・・・・「借入金の返済停止」以外に残らないのですよ。
かつてワタシが商っていた小売業の商売で、6億円の負債を抱えていた際に・・・・
・通常弁済時には毎月900万円程の元金と利息の返済を実行していた。
・後にリスケジュールを実行してはいたが、
それでも月額の元金と利息の返済は180万円。
通常弁済できているウチに返済を停止していたら・・・・
毎月の資金繰り上の儲けは、毎月900万円。
リスケジュール実行後に返済を停止していたら・・・・・
毎月の資金繰り上の儲けは、毎月180万円。
この「キャッシュインパクト」が読者にご理解頂けるだろうか?
当時のワタシが商っていた小売業をベースに、毎月180万円や900万円を
儲けようとすれば・・・・その金額の7倍から10倍の売上を作らないと、
そのキャッシュインパクトは生まない。
短期的で即効性のある成果が求められる【有事】の状況下で、
果たして売上増加や経費の削減が、資金繰り改善策として有効だろうか??
そして、借入金の返済を停止する事の事業上のデメリットって、
一体何があるだろうか?
・銀行からカネが借りられないのは、リスケジュールの検討段階だったり、
それを実行していればカネが借りられないのは同じ。
・銀行から当事者の信用情報が流出するような事があれば、守秘義務違反で
民事裁判起こせば、それはそれでカネになるかも。
・執拗な回収攻撃だって、ワタシはこれまでに何度もその対処法を
文章にしたためてきた。
ワタシの仕事って・・・・そんなに危険な仕事なんだろうか???(笑)
法律守り、契約守って・・・・
顧客守るために、
仕入先や取引先守るために、
従業員守るために、
家族守るために・・・・銀行に盾突く仕事の“たちばなはじめ”って、
そんなに危険で怪しい仕事なんだろうか???(笑)
神奈川県内の会社経営者。40代男性のMさん。
4年前に契約した、神奈川県内の会社経営者。40代男性のMさん。
2億7千万円の負債を抱え、毎月770万円の返済を実行していた。
「770万円の返済が出来ているうちに」返済を停止したMさんは、
その後770万円のキャッシュインパクトを生みながら、事業を継続した。
四年前に契約したのだから、Mさんの会社は・・・770万×12か月×4年で
・・・・3億7千万円のコストを浮かせた、という事だ。
Mさんは現在、別に法人を立ち上げ、前身の会社の事業譲渡を受け、
無借金の会社で3年連続で黒字決算を組んでいる。
前身の会社は、もう無い。
Mさんは現在、かつて付き合っていた所以外の銀行から・・・・
融資の引き合いを受けている。
これ、マジだよ。
もっとも、Mさんは言っている。
「今、カネあるからカネ要らない。もう一回たちばなさんの世話になるって
・・・バカでしょ!(笑)」だって。
そりゃそうだ(笑)
銀行や信用金庫の出身者の何人かの事業主に、ワタシの会社の決算書を
見せたことがある。
「たちばなさん、この内容だと、おカネ借りられますよ。」とみんなに言われる。
今は、ワタシは一定の資金があるから、カネは借りるニーズは無いけどね(笑)
Mさんも然り、ワタシも然り。
「銀行は、カネのある人間にカネを貸したくて、
カネの無い人間にはカネを貸したくない」って言う事。
あなたが「カネを貸す側」だった時に、
カネのあるやつとカネの無いヤツのどちらにカネを貸したいか??
その答えが、「銀行の出す答え」と言っていいと断言する!
Mさんもワタシも、数億円の負債を抱えた多重債務者だよ?(笑)
Mさんもワタシも、今もサービサーから督促状が届くよ?(笑)
それであっても、銀行はMさんやワタシにはカネを貸したいんだよ。
その理由は何故かと言うと・・・・Mさんやワタシに融資に値する資金が
あるからなのですよ。
一度カネで無くしてしまった信用は、しばらくして、
カネを作ってしまう事で解消が出来る。
Mさんもワタシもそれを「実体験」する事で・・・・それを証明しているんだ。
まさに、My Experience Productなのであり、だからワタシの会社は、
「株式会社MEPたちばな総研」なのですよ。
どうやったら借金の時効が完成できるか?
ワタシに対して頂く質問で最も多いものの中に・・・・
「どうやったら借金の時効が完成させられますか?」と言うものがある。
借金の時効を完成させたいなら、最終弁済日を確定させたうえで、
弁護士に費用を支払えば、時効の完成なんか難しくない。
でも、借金の時効の完成の如何と、カネが借りられるかどうかは別な問題。
時効が完成していても、当事者にカネが無ければカネは借りられない。
時効が完成していなくても、当事者にカネがあれば金は借りられる。
破産していれば法的には7年カネは借りられない事になってはいるが、
破産していても3年程度でカネが借りられている人はいるし、
ワタシやMさんは、破産していないうえに、督促状を受けながら、
カネが借りられる状態を作っている。
破産してから10年以上経過しているのに、
「なんでカードの審査が通らないんでしょうか?」
と悩みを打ち明ける相談者もいるし、
ワタシは、毎月クレジットカードで会社の経費などの数十万円を処理できているし、
買い物だって出来る。
この「違い」はどこから出て来るのか?と言うと・・・・
「当事者に資金が維持できているか?いないのか?」なのですよ。
そこに、法的整理しているのか?いないのか?という基準や、
そこに、資金的困窮経験があるのか?無いのか?という基準や、
そこに、時効が完成しているのか?いないのか?という基準は、関係ない。
「カネが借りられるか?借りられないか?」の基準は・・・・
【貸す側が、貸す相手に対して、貸して返すに値する資金量が
見込めるか?見込めないか?】
なのですよ。
ワタシやMさんは、今なら、返済に値する資金量を保有しているから、
カネが借りられるのであって、過去の自己履歴の有無など関係が無い。
だからこそ、ワタシやMさんは、クレジットカードが使えている、という事ですよ。
その資金を作る為に、読者の大半は先述した①から⑨までの行為を
続けるのであるけれど・・・・
それをやっても資金が痩せてしまう状態である時の唯一の「有事の脱却方法」が、
【借入金返済停止】なのであります。
Mさんは、770万円の返済が出来ているウチに、返済を停止したからこそ
、現在の資金が維持出来ている。
たちばなはじめは、180万円の返済が出来ているウチに、
返済停止して資金を作ったが、リスケジュール前の900万円の返済状態のうちに
返済停止すれば良かった、と後悔はしている。
現状、国内で60万社を超える事業体がリスケジュールをしているんだそうだ。
その60万件の全ての当事者に問いたい。
「リスケジュールにリスケジュールを重ねて・・・・
銀行に利息を支払い続けて・・・・
その先に資金が潤沢になる戦略は見込めている?」と。
リスケジュール後、いきている会社は1割以下という現実
6月に当方にご相談下さったAさんとBさんの話。
Aさんは、約1億円の借入残高で、元金と利息の返済が毎月約150万円。
Bさんは、約2,7億円の借入残高で、元金と利息の返済は毎月約480万円。
二人とも、今後の取引銀行からの新規の融資は見込めない。
ワタシはAさんとBさんの双方に返済停止を提案した。
Aさんは、返済停止に恐怖を感じ、銀行にりスケジュールを実行して1年間、
利息のみの30万円を支払って再生する手段を選択する為に、
銀行に再生計画を提案する資料作りに着手した。
Bさんは、恐怖よりも資金の維持をする為に、銀行に返済停止を実行して5年ないし
10年で借金を消滅させる手段をせんたくする為に、当方にコンサルフィーを
支払い、その準備に着手した。
ワタシが知る限りの、多くの銀行出身者に質問をしている。
「リスケジュールして、その後に通常弁済に戻して、利益出しながら
存続している事業体はどのくらいの比率?」と。
「無い」と言う人もいるし、「3%以下」と言う人もいる。
でもワタシは、7年2か月以上この仕事をやってきて・・・・
「1割以上」と答える人には会った事が無い。
つまり、リスケジュールして、その後に「資金的困窮状態から脱却できた事業体」
は1割以下である、という事だ。
9割以上の事業体は、リスケジュールしても、資金繰りは改善しない、という事だ。
それを踏まえ・・・・ワタシは今後のAさんとBさんの、
「それぞれの選択」を注視し、チェックしていくことにする。
ちなみに・・・・AさんもBさんも、融資を受けている金額の9割は、
信用保証協会付き融資であることを申し添える。
返済停止しても、信用保証協会が代位弁済してくれるので、銀行に損は負わせない。
つまり「銀行に盾突く」という事にはならないのだ。
日本の法律と日本の金融に関する「知識」。
【有事】の際の債権者対策に関する「スキル」。
【有事】を乗り切り【平時】に戻すための「戦略」。
これが備わっている、国内の事業主が・・・・どのくらいいるだろうか?
そして、これを教える人間が・・・・・・・・どのくらいいるだろうか?
追伸:
ワタシが生まれ育った実家。7年前に債権を持つ銀行に競売にかけられ、
第三者に売却された。
その後、新しい所有者は賃貸物件として使っていたようだが、
その所有者が昨年に死亡。
再び売却され、近隣の事業体が購入し、かつてワタシの実家だった建物を解体して他の事に使う様だ。
父親が死に、母を連れて、妻名義の新しい家に移り住み・・・7年が経過。
ワタシ達家族は、「かつての実家」を顧みる事はこれまでほとんど無かった。
今、解体されていく実家を見ても・・・・特段に悲しい思いがあるわけでもないし、
解体を知った母を見ていてもそれを感じない。
「借金のカタ」に入れた不動産を契約通りに銀行に明け渡したのだから、
ワタシは「代物弁済(カネをモノに換えて弁済する事)」が成立しており、
銀行ごときにグズグズ言われる筋合いも無い。
今後、その不動産が有効に使われ、その事業体の繁栄が続く事を祈るばかりだ。
借金も然り、不動産への執着も然り・・・・
「時の経過」が、問題を解決する、という事だ。
ワタシは今日も、浄土真宗西本願寺派の仏教徒として・・・・
仏壇に「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と唱え、父親への敬意を示し、
家族の「安寧(あんねい)」を祈る。
不動産を維持する事が、「先祖への申し訳」ではないのだから。
———————————————————
自己破産しちゃいけない!
債務整理しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!
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自己破産させない屋たちばなはじめ
■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。
信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。
そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。
自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。
講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。
講座ページ:http://shikin-kaizen.net
株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)