オンライン営業のコツ

 

不動産業向けメールDMの配信概要

 

 

 

不動産業向けセミナーLP構成のポイント解説

今回のメールDM配信施策では、元々クライアント様に
ご用意いただいていたLP（ランディングページ：セミナー集客用の告知ページ）
に合わせてメール原稿を作成し、集客のサポートを行いました。

そのLP構成で効果的と思われた下記のコンテンツ３つを解説していきます。

●明確なタイトルとキャッチコピー
●講師の詳細なプロフィール
●参加者の声

 

1. 明確なタイトルとキャッチコピー

 

ランディングページ（LP）のファーストビューで、ユーザーの注意を引き留めることが
CVR（コンバージョン率）向上の最大のカギです。
特に、セミナーのランディングページでは「セミナー参加」というユーザーアクションの
ハードルが高い場合が多いため、ファーストビューでの価値訴求が極めて重要です。

◎考えるべき閲覧者の心理
メールからランディングページに訪れた瞬間、多くのユーザーは
「本当に自分に関係のある情報なのか？」を瞬時に判断します。
興味を引かれなければ、5秒以内にページを閉じる可能性が高いです。

◎最適化のポイント
ターゲットセグメントに応じたメッセージ： キャッチコピーは、
ターゲットユーザーの課題やニーズに深く刺さる内容にする必要があります。
ターゲットが経営者・決済者の場合は、「売上向上」「費用対効果」
といった具体的なキーワードを役職者の課題に沿って設定します。

◎具体性とデータの活用：
・LPのキャッチコピーには定量的なデータを盛り込むことで、説得力を増します。
例：
「【限定公開】CPAを30%削減した最新マーケティング施策を初公開！」
「90分で学ぶ！新規顧客獲得を2倍にする広告運用手法」

・心理トリガーの活用は効果的で「限定性」や「緊急性」を取り入れ行動を促します。
例：
「残席10名！今だけ早割価格で参加可能」
「業界初公開の手法を直接学べるチャンス」

 

2. 講師の詳細なプロフィール

 

B2Bセミナーの参加者は、通常、高度な知識や実績を求めています。
そのため、講師の信頼性を証明するプロファイルが参加意欲を大きく左右します。
これは専門的には「エキスパートマーケティングモデル」と呼ばれています。

◎閲覧者の心理
セミナー内容に興味を持っても「この講師は本当に信頼できるのか？」という
疑念が次に生まれます。
特にビジネス層は、講師の専門性や実績が明確でなければ、参加の意欲を持ちません。

◎プロファイル作成の具体策
・成果主導の記載 － 実績や経歴は、数字を使った具体的な成果を中心に記載します。
例：
「これまでに500社以上の企業をサポートし、平均CVRを25%改善」
「累計100億円規模の売上改善を達成した戦略を提案」

・専門分野の明確化 － 講師がどの分野の専門家であるかを明確にし
　その分野における実績やユニークな強みを強調します。

・第三者による認証： 信頼性を高めるために、講師が関わった企業名や
　メディア掲載履歴、受賞歴などを記載します。

例：
「Forbes Japanに取り上げられたトップマーケター」
「Google認定パートナーとして活動」

 

3. 参加者の声の掲載

他者の行動や意見が自分の意思決定に影響を与える「ソーシャルプルーフ」の
考え方に基づき、他の参加者の声を掲載することは、信頼性を大きく高めます。
特に、数値化された成果や具体的な成功事例は、専門家が共感しやすく行動促進に直結します。

◎閲覧者の心理
興味を持ち、講師を信頼しても「本当に効果があるのか？」と疑問を抱く段階です。
特に「他の人がどう感じたのか」「自分にも効果があるのか」が重視されます。

◎活用法と構成
・具体的な成果データ－ 成果を数値化し、信憑性の高い形で紹介します。
例：
「セミナー受講後、広告のCTRが20%改善しました」
「1か月で新規顧客獲得率が150%増加」

・ストーリー形式－ 成功事例をストーリー仕立てで紹介することで、
　読者が具体的な状況をイメージしやすくなります。
例：
「東京都のA社は、セミナーで学んだ手法を実践し、広告費を30%削減。
　その結果、年間利益を1,000万円増加させました。」

・多様な参加者の声－ 業種や企業規模が異なる複数の参加者の声を集めることで、
　幅広いターゲットにアプローチできます。
例：
「中小企業経営者」「マーケティング部門担当者」「個人事業主」など。

 

 

 

（まとめ）今回のメールDM配信内容・効果

 

今回のセミナーは、年末に開催されることもあり
下記の業界の課題を網羅した内容で開催されました。

1. 最新業界構造への対応
空き家問題への対応やDX（デジタルトランスフォーメーション）の推進、
サステナビリティを重視した環境配慮型の事業展開が、不動産業界の
新しい収益チャンスを模索する。

2. 収支構造の見直し
ITツールの活用によるコスト削減や新たな収益源としてのサブスクリプション型
サービスや不動産投資商品の提供など、収益性の向上施策を考える。

3. 人材育成・評価制度
従業員の専門スキル向上と次世代リーダーの育成を進めるとともに、成果ベースの
評価制度やインセンティブでモチベーションを高め、企業の競争力を強化するための
基盤の整備方法について。

 

このメール配信キャンペーンでは、約6,000件の配信で6件のセミナー申し込みがありました。

ユーザーのLP閲覧時の心理的要素を考慮したコンテンツで構成することで
信頼性を獲得を前提として、効果的なアプローチができました。