経営者向けコラム
【更新】2019.01.29 【投稿】2019.01.29
貸金業者たる債権者たる人間は全く悩んでいない
自己破産させない屋たちばなはじめ
こんにちは。たちばなです。
本日は1月22日(月)。羽田空港に向かう電車内からのブログ発信です。
本日、13時30分から沖縄県浦添市にて、セミナー講師にお招きいただきまして、
二部でのセミナー講師を務めます。
久しぶりの「へいじゆうじ」のコラボセミナーです。
モチロン、沖縄県でおしゃべりするのは初めてです。
一部の講師では、大阪の㈱FPイノベーションの奥田雅也さんが、
「平時における資金繰り対策」として、お話しします。
二部の講師として、東京の㈱MEPたちばな総研のたちばなはじめが、
「有事における資金繰り対策」として、お話しします。
沖縄・・・・・言葉の響きに流されてバカンス気分になりがちですが、
そんな時間も無く1泊2日の強行スケジュールです。
沖縄県内も経済状態は決して良くない、と聞いています。
きっと「有事状態」の企業さんも多いかと思います。
そんな方々や、それに備えたい事業主さんやビジネスマンさんに
喜んで頂ける内容であると、自負しています。
また、今後も沖縄に訪問できますように、お祈りしながら、
本日のおしゃべりに心血を注ぎたいと思っています。
おっとと・・・・そろそろ飛行機が飛びます。
以前より何度も申し上げておりますが・・・・・
経営上の資金繰りに於いて、「平時の資金繰り対策」 と
「有事の資金繰り対策」 は絶対的に違います。
我々の申し上げる、経営上の「平時」とは・・・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・顧客から、一定量の売上によって資金が確保され
・取引先との、契約上の支払いや納品等が実行され
・従業員に対し、労働基準法上の中長期的な雇用が維持される程度の賃金が支給され
・家族に対し、憲法第25条で定める「健康で文化的な暮らし」が維持される
程度の資金が注入され
・銀行等貸金業者に対し、通常の約定弁済が出来ている状態
これが「平時」であります。
これらで一つでも当てはまらないものがあれば、それは「有事」であります。
我々の申し上げる、経営上の「有事」とは・・・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・顧客の支持が減り売上が下がり、資金に余裕が無くなりつつある、とか
・取引先への支払いに未払いが生じそうだ、とか生じてしまった、とか
・従業員への賃金の未払いが生じそうだ、とか生じてしまった、とか
・家族が安心して暮らせる資金が枯渇しそうだ、とか枯渇してしまった、とか
・銀行等貸金業者からの借り入れが困難だ、とかリスケジュールしている、とか
これが「有事」であります。
これらで一つでも当てはまるものがあれば、それは「有事」であります。
あなたの会社や仕事は「平時」ですか?それとも「有事」ですか?
人間は本能的に変化を嫌います。
しかし有事には、その変化を一番実行しなければならないタイミングで
ある事も忘れないでください。
本日は沖縄でそれを訴えて来たいと思います。
さて、本日もSNSに投稿した記事にお付き合いください。
あなたの大切な一日の中の数分間をワタシにお与えください。
いくらかでもあなたの糧になるのでしたら幸いです<(_ _)>
経営者たる債務者が大いに悩むほど、
貸金業者たる債権者たる人間は悩んでいない
1月20日 東京神田神保町の「仮の住まい」にて。
たちばなです。
3年くらい前に関わらせて頂いた、関東地方のとある事業主。
現在は仕事上のパートナーを代表に据え、ご自身は「ナンバー2」として
新会社で辣腕をふるっているXさん。50代男性。
2億数千万円の負債の返済停止処理の依頼を受け、
「無借金状態」で仕事は落ち着いており、…
現在、ワタシとBさんのコミュニケーションはほとんど無かったんだ。
そんなBさんから、messengerを受けた。
添付写真の通り(笑)
現状、
「債務者」として、借金問題に悩む事業主は多い。
でも、
「債権者」として、債権回収に悩む人間は少ない。
それは「キャパシティ」の問題なんだよ。
同じ100万円・・・・・150万円を持つ人にとっては100万円は大きいカネだろう。
同じ100万円・・・・・10億円を持つ人にとっては100万円は小さいカネだろう。
あなたやあなたの会社の持つ「財布」と貸金業者の持つ「財布」。
これを「同じである」と考えるのには無理があるね。
結論から申し上げると・・・・・
経営者たる事業主たる債務者たる人間が大いに悩むほど、
貸金業者たる債権者たる人間は悩んでいない、という事。
それがこの添付のメッセージに如実に表れている、という事なんだよ。
Xさんが、かつて「多少の後ろめたい気持ち」を持ちながらも、
自身の家族を守るために返済停止を実行したことは現在も
ワタシの記憶に残っていた。
しかし、今回の件でXさんは「こんなもんなんだなぁ~」と理解したことで、
多少の後ろめたさが軽減されたのではないか?と、
それに関わった人間としてワタシは非常に満足している。
一つ、訂正する事があるとすれば・・・・・
Xさんは文中で「踏み倒した」と表記しているが、それは違う。
Xさんは、返済を停止する事で、信金が予め設定していた担保物件たる
自宅兼事業所を明け渡した上で返済を停止したのだから、
ここには「代物弁済」が成立しているのであって、Xさんは決して
借金を踏み倒してなどいないのだ。
金銭消費貸借契約書には、債務者側が返済出来なくなった場合の
ペナルティ事項の多くが記載されているワケで、そのすべてをXさんは
受け入れた上で法律に基づき対応したのであって、
なんら後ろめたい気持ちを持つ必要など無いのだ。
【借りたカネが返せなくなったら設定した担保を差押えて売りに出しますよ】
という契約書の記載事項通りに実行されたんだから、Xさんの実行したことは
契約書の記載事項通りなのであり、なんら契約違反などではないのだ。
その後、新規で会社を登記する事は、おカネと番地があればどこでも
誰でもいつでもできる事であって、代表取締役であるか否かは職業選択の
自由があるわけで・・・・Xさんは法律通りにルール通りに実行しただけなのだ。
当時、ワタシが何度も「Xさん、後ろめたい気持ちなんか持つ必要はないですよ」
と言っても、だからと言ってそれが払しょくされるわけではなかった。
それこそがまさに、Xさんのお人柄であるワケなのだけれど。
Xさんから少し前に、
「ケリがついたら一杯付き合ってください」と言われていた事を思い出した。
今回の件で、しっかり「ケリ」がついたのではないだろうか??(笑)
「所有せずに使用する」ということ
Xさんは、現在債権者へ差し出した不動産を「所有せずに使用」している。
非常に効率的だ。
「モノ余り」が叫ばれて久しい社会だ。
債権者が差押えたい動産や不動産などは、リスクヘッジの観点からすると、
所有せずに使用する、という概念は決して間違っていない。
人からの受け売り情報ではあるが・・・・
世界最大級の不動産会社たる、エアービーアンドビー社は、
不動産を所有していない。
世界最大級のタクシー会社たる、ウーバー社は、タクシーを所有していない。
「所有せず使用する」と言う概念が決して間違っていないということであり、
「店舗や在庫や車両を所有する」という事は、有事に於いてそれがリスクに
なりうることを理解しているからなのでは無いだろうか??
「取られるものが無い人間は法的に最強」であり、
「資金的有事の最高且つ最強のリスクヘッジは、
取られるものが無い環境を作る事である」
と言うのは、決して詭弁ではない。
因みにワタシは、自宅は妻のレイコと、一部は母のノリコの名義。
生命保険は、レイコの名義。
二台のクルマは、リースにしていて「オリコ」の名義。
ワタシの動産や不動産の概ねは、レイコとノリコとオリコに集約されているのだ。
ワタシにとって、一番役に立つのはモチロン、
オリ・・・・・いや、何でもない(笑)
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自己破産しちゃいけない!
債務整理しちゃいけない!
自殺はもっとしちゃいけない!!
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自己破産させない屋たちばなはじめ
■略歴
平成21年に、父親から引継いだ6億円の債務で資金繰りに困窮し自己破産を検討。
しかし、自己破産にも資金が必要な事、弁護士から350万円掛かると言われ断念。
信頼を置いている知人の紹介により、知り合った金融コンサルの指導で借入金返済
債務にも時効がある事を知り、それをクライアントに話さない弁護士に嫌気が差し、
以後弁護士との接見を行わず、任意整理もせず、6億円の金融債務返済を毎月元利
返済180万円を約2ヶ月後、合法的に返済元利毎月5千円に圧縮することに成功する。
そして、資金繰りは爆発的に改善する。現在も社長業を継続し13年目を迎える。
返済額圧縮によってねん出した資金を合法的に流用し39歳で自宅の住宅ローンを
29年分一括返済する。
自らの経験談を各地で話し、既に1,000名以上の個別相談に乗り、
日々クライアントに適した手段で救済を行っている。
講演実績
▲大手外資系生命保険会社 ▲首都圏大手 会計事務所 勉強会 ▲大手国内生命保険ライフプランナーグループ
(定例開催実績12回) ▲東北地方学校法人運営数社 これら含め国内各地で合計600回以上(6年間で)開催。
講座ページ:http://shikin-kaizen.net
株式会社MEPたちばな総研 代表取締役
たちばなはじめ(ビジネスネーム)