経営者向けコラム
【更新】2022.10.22 【投稿】2018.01.26
パワハラ上司と「心理的安全性」
高収益経営サポートセンター安室元博
昨年、パワハラ上司の相談が多く
職場の人間関係や、働く環境について
考えることが増えました。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授提唱の
「組織の成功循環モデル」では組織の「関係の質」の
重要性が言われています。
→(参考図)「組織の成功循環モデル」
「関係の質」を高めることに関連して現場を預かる
リーダークラスにまずやってほしいことは
◎発言しやすい
◎失敗を恐れない
◎安心して働ける職場にすること
つまり、職場に「心理的安全性」を持たせることです。
職場の「心理的安全性」とは?
グーグルは社員の生産性向上には、この「心理的安全性」が
最も大切だと言っています。
「心理的安全性」とは・・・
▲周囲からバカにされないだろうか
▲失敗を責められないだろうか
といった不安が払拭されている状態です。
パワハラ上司やうつ病社員がでる職場では、何か問題が起きると
犯人探しが始まったり、嘘や陰口、暴言、詰問が横行します。
これらの原因はできの悪い部下ではなく
「上司のエゴ」が根幹にあります。
ここでいうエゴとは
自己保身や見栄、虚栄心、それによる責任転嫁など
のことです。
職場に「心理的安全性」をもたらすには
1.結果に執着しないこと
2.メンバーに話をさせて聞き役に回ること
3.否定をしないこと
4.出来ない原因を探るのではなく
どうしたらできるのかを考えること
これらが職場に定着すると自然と一体感が生まれます。
そうすることで、
「心理的安全性」が担保できるようになります。
人は環境からの影響を多大に受けるので、
職場の心理的な環境づくりは、とても大きな要素です。
リーダーの最大の役目とも言えますね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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高収益経営サポートセンター安室元博
1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。
そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。
現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修
株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役 安室元博