オンライン営業のコツ
【更新】2022.01.10 【投稿】2019.12.04
FAX・郵送DMでセミナー集客を行う方法、について
今回は、前回の「メール配信でセミナー集客を行う方法」に続き
その他2つのセミナー集客方法[FAX・郵送DM]のメリット・デメリットを挙げ、
状況に応じた最適なセミナー集客方法をお伝えいたします。
前回が「WEB媒体」とするなら、今回は「リアル媒体」での集客方法となります。
主に新規客(これまで一度も接触したことがないお客様)に向けての方法です。
*既存顧客へのアプローチ(メルマガ・ホームページへの記載)が可能であれば
もちろんその方法の方が優先順位は高いです
*オートコールを含めた「テレアポ代行」は除いています。
テレアポがセミナー集客では最も効果のない方法だからです。
それぞれの方法で以下の項目を比較していきます。
・準備項目/期間
・費用
・効率
(・その他)
FAXDMによるセミナー集客について
FAXDMによる集客については良からぬ噂が先行していますが
れっきとした費用対効果の良い集客方法の一つです。
FAXDMに関する一番多い質問が「まだFAXって使えるの?」ですから
いかにFAXDMへの効果が知られていないかが分かります。
*準備項目/期間
FAX配信を行う場合に準備する項目はです。
FAX原稿…以上。
原稿作成期間も1週間程度で出来るのではないでしょうか。
これって凄いことです。
あらゆる企業が苦心しているセミナー集客がFAX原稿だけで成功するようであれば
もうこれだけで良いのでは、と思ってしまいます。
しかしそう簡単ではありません。
セミナー集客のためのFAX原稿パターンを何百通りと見ていますが、
未だ正解がありません。
ABテストをしながら、取れる原稿・取れない原稿を明確にしていく作業が必要です。
もちろん一番最初に作ったFAX原稿でセミナー集客が成功する場合もあります。
基本準備するのはFAX原稿のみですが、FAXを送付すると3000通に1通の割合で、
「FAXを停止してください」という電話がかかってきますので、
これに対処するスクリプトは用意しておいたほうが良いです。
難しいことはありません。
「はい、分かりました。申し訳ありません」と一言添えていただくことで
大きな問題にはなりません。
FAXDM配信による集客スケジュールは以下になります。
1. FAX原稿作成[1週間]
2. FAXDM配信によるセミナー集客期間[2-3週間]
*費用
費用の低さもFAXDMの魅力の一つです。
1通配信あたりの相場は7円前後ではないでしょうか。
安い所はどんどん下げてきているので、色々聞いて見てください。
あとはFAXDMの原稿については、社内にデザイン感覚溢れる方がいるなら
大丈夫ですが、そうでなければ外注の方が効率が良いです。
もちろんコピーライティング能力も必要になってきます。
(FAX原稿では、デザインが必要な場合と全くデザインがなくテキストだけの
原稿でも取れてしまう場合があります。これはセミナーの内容やターゲットにより
変わります)
*効率
先にお伝えしたように、FAXDMは当たる原稿を作ることが出来るのであれば
最も優れた費用対効果を発揮するセミナー集客方法です。
もし重箱の隅をつつくように課題を見つけるとしたら以下の項目になります。
*デメリット(というより克服すべき点)
a) 当たる原稿が出来るまで書き直しが必要な場合がある
b) 原稿の書き方を間違えるとクレーム電話が増える
c) 原稿内に収められる情報量が少ない
d) WEBと連携しづらい
準備するのがFAX原稿のみなので、課題は原稿作成についてが最重要事項です。
郵送DMによるセミナー集客について
平成も終わり令和に郵送DM??
と考えてしまうかもしれませんが、未だに郵送DMは有効なセミナー集客の方法です。
ビジネスでの郵送DMの経験はあまりないかもしれませんが、あなたの自宅には
通信販売会社からDM送られてきますよね?
カード会社からの請求書に同梱広告など入っている場合ありますよね?
実は気にしてないから気づかないだけで、案外というか全く郵送DMに対するニーズ
は衰えていません。なんたったアノGoogleでさえ、郵送DM送ってきてますからね。
*準備項目/期間
郵送DMについては、郵送する資料のみが準備項目となります。
あとは配送業者に任せる場合は、同梱から配送まで一気通貫で対応している
場合がほとんどです。
郵送DMによる集客スケジュールは以下になります。
1. DM原稿作成[1ヶ月]
2. DM配信開始から完了まで[枚数により異なるので要確認]
3. DM配信によるセミナー集客期間[3週間-1ヶ月]
郵送DMについての費用やスケジュールは、メール・FAXと異なり
高低差がありますので、しっかりと委託会社との連携をとり相手任せにしない
費用・スケジュール管理を行う必要があります。
*費用
資料についてはFAXと異なりカラーで作成されることが多いため
印刷費用がかかります。
DM原稿作成については、原稿の形態により様々ですがハガキサイズ両面で
8万円前後が相場です。
また配送料については、封筒代+用紙代+宛名印刷代+局だし+配送料 が
セットなのかバラバラで料金が設定されているのかも確認してください。
上記セットで1通あたり150円前後と考えておけば良いでしょう。
もちろん業者により高かったり安かったりしますので比較検討も必要です。
【スケジュールについて】補足:資料作成+配信完了まで
DM原稿作成は委託会社の作成期間だけでなく、御社側の原稿確認時間も含まれます
ので投げっぱなしにはせず、スムーズなやり取りで原稿作成完了まで進める必要があります。
原稿制作会社側では大体2−3週間前後でデザインラフ案作成から納品まで
かかりますので、プラス御社側の確認時間も考えておいたほうが良いです。
また原稿完成後の配信開始までの、配送会社側での準備期間もありまして
また配信完了までの期間も配送方法によってバラバラですので、配信開始から
完了までの期間を事前に確認しておいてください。
*効率
上記のように郵送DM配送では、関係社が御社と印刷会社、配送会社と関わる会社が
多いぶん手間もかかるというものです。
手間がかかるということは費用もその分高くなるということです。
果たして上記のような手間・費用をかけてやる必要があるのかも
準備段階で検討する必要があります。
*その他(なぜ郵送DMが必要とされているか)
準備事項など見ますと、郵送DMは効率が悪いのですがないか?と思う節もあるかと
思いますが、それでもなぜ今だに集客ツールとして使われているのでしょうか。
使っている各社ともに理由があると思いますが、共通する理由として
”WEBを使わない層へのアプローチ”が1つあると思います。
インターネットを使わない、メールを見ない、FAXDMをすぐに捨ててしまう
けれど郵送で送られてきたDMについては見てしまう層が未だ存在します。
ターゲット属性的なことでいうなら高齢の方に対しては上記が当てはまりやすい
傾向があるようです。また飲食店などネットに依存しない業種もまだ多いです。
FAXもそうですが郵送DMも配信属性を細かく設定しての配送が可能なため、
年齢はもちろん設立年・企業規模・売上など優先順位の高い企業属性への
アプローチが可能です。
また見やすい・綺麗な資料が送られてきたら見てしまう、というのもあるでしょう。
いずれにせよ、どんな媒体でも「原稿の品質」というのは最優先事項です。
以下に[メール・FAX・郵送DM]のセミナー集客方法の比較図を添付致します。
今回は、以上になります。
前回から[メール・FAX・郵送DM]でのセミナー集客方法についてお伝え
してきましたがいかがでしたでしょうか。御社開催のセミナー集客の参考に
なったなら幸いです。
この3つの方法については、弊社が得意とする集客方法です。
何か不明点などありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。