経営者向けコラム

組織づくり/社長コーチング

【更新】2018.02.13 【投稿】2018.02.13

経営者・リーダーの「受信力」

高収益経営サポートセンター安室元博

経営者・リーダーの「受信力」

 

お世話になります。安室です。

とうとう始まりました平昌五輪

日本選手のメダルラッシュの期待が高まってます!

ところで、報道を観ていると競技の状況以外に
北朝鮮の動向、美女応援団などが目に付きませんか?

かなり多くの時間を割いて報道されていますね。

 

オリンピック関連のニュースであることは間違いないのですが
少し違和感を感じます。

オリンピックの報道に限った話ではなく普段から強く感じることがあります。

それは、新聞やテレビのニュースは
報道側の意図があり、客観的な視点ではなく
かなりのバイアスが掛かっている。

「フェイク」とは言わないまでも鵜呑みにしてしまうことに恐怖すら感じます。

 

これに関連して今回考えたいことが

「受信」と「発信」

一昔前に比べると私たちが「発信」する機会は劇的に増えました。

SNSや投稿サイトなどその気になればいくらでも「発信」できます。

 

一方で、それが社会問題を
引き起こすことも少なくありません。

容易になり、機会が増えたことで自分から「発信」していくのは
とても良いことだと思います。

しかし、よく考えると「発信」するには、その前に「受信」が必要ですね。

どのような(方法・内容で)「受信」をするかで
「発信」は変わるように思います。

ここで大きな問題!

 

「受信」は相当に気をつけないとなりません。

冒頭に触れたとおり、今私たちの周りにあふれる情報は
真実とは限りません。

誰かが意図的に操作したりバイアスが掛かっていると
認識した方がよさそうです。

だからこそ、私たちは「発信」する前に

「受信」する聴覚
「受信」する眼

 

つまり「受信力」を鍛えておかなければなりません。

 

 

「受信力」を鍛えるには?

昨今お会いする経営者やビジネスリーダーの方々は
とても勉強されていて「受信力」を身につけている人は
たくさんいます。

 

しかし、その一方でこの世の中の仕組みを理解していないために騙される、
盲目的な人がかなりいて、とても気になります。

社内では、責任がある立場になればなるほど、発言の場は増え、影響力は増します。

そういう意味では「発信力」は身につけていく必要が
あるのですが、その前に問題は「受信力」です。

 

では、「受信力」を鍛えるにはどうしたらよいでしょうか?

私は教養を身につけることと同意義のように考えます。

教養を身につけるために私が普段から意識していることを
一部ご紹介します。

 

・新聞は2紙以上目を通す
・無料のニュースに頼らない
・テレビはニュース番組以外も観る
・信頼できる教養人の話を聞く

 

他にも教養を身につけることは
様々あると思います。

普段から「受信力」を鍛え、世にあふれる情報や報道に
騙されないようにしましょう。

その結果、自分の「発信」が価値あるものになるはずです。

 

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

 

 

Profile 執筆者紹介

高収益経営サポートセンター安室元博

1989年、青山学院大学文学部卒業
株式会社横浜そごう入社。12年間婦人服売場のマネジメントに従事。
その後、本社人事教育担当として社内の人材育成に携わる。
経営コンサルタントに転身後は、国内大手コンサルティング会社にて
主に組織活性化、人材育成を担当。
2011年プロフェッショナルパートナー設立。
ビジネスコーチ株式会社パートナーエグゼクティブコーチ。


そごう人事教育担当時は、社内の販売スキルアップ制度、人事制度を導入。
経営コンサルタントとして、300社1,000の組織の改革と5,000人の教育研修を実施。
経営者から新入社員まで世代を超えた人材育成を一手に担う。

現在、経営者のコーチとして独自メソッド「安室式経営者コーチング」を全国オーナー経営者、二代目社長に提供。
建設、住宅リフォーム、製造、IT、サービス業のクライアントの86.7%が創業以来の最高売上利益を記録し今も更新中。
その他、各企業に階層別研修、リーダーシップ研修、新入社員研修を実施中。
専門分野:経営者コーチング、幹部社員育成、課長係長育成、コーチング研修

株式会社プロフェッショナルパートナー
代表取締役  安室元博

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